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中国での上映が半年で9本!日本のアニメ映画がますます増えている理由とは?
  ·   2019-06-13  ·  ソース:人民網
タグ: アニメ;映画;文化
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 2019年はまだ半分も過ぎていないが、中国大陸部の映画館では日本のアニメ映画作品がすでに9本上映された。しかもこの9本には、6月21日公開予定の宮崎駿アニメ作品「千と千尋の神隠し」、7月公開予定の劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly」、劇場版「機動戦士ガンダムNT」、そして公開が見込まれる新海誠監督の最新アニメ「天気の子」と劇場版「名探偵コナン 紺青の拳」は含まれていない。2015年に「STAND BY MEドラえもん」が中国大陸部で公開され、5億3千万元(1元は約15.7元)という興行成績を上げた後、中国大陸部で公開される日本のアニメ映画作品は全体的に増加傾向にあり、しかもその興行成績も全体的に優れていた。特に5本の「ドラえもん」シリーズはどの作品も興行成績が億超えし、このシリーズだけで4本が中国で公開された日本アニメ映画作品の興行成績トップ10にランクインした。

5年連続で「ドラえもん」シリーズを輸入配給した鳳儀娯楽の程育海副総裁は、「日本のアニメ映画が大量に中国大陸部で輸入配給されているのは、中国大陸部の市場が徐々に成熟していることの表れだ。中国の観客には世界で最も優れた文化娯楽作品を見る権利がある。そして業界従事者としては、国内の主流価値観に合致した映画を製作するほかにも、映画形態を豊富にし、文化的形態を多様化させなくてはならない」との考えを示した。

「STAND BY MEドラえもん」から始まった日本アニメ映画ブーム 

2015年まで、国内で毎年公開される日本のアニメ映画は極めて少なかった。2007-2009年、中国大陸部で「ドラえもん のび太の恐竜」、「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~」、「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」が公開されたが、興行成績は惨憺たるものだった。2010-2011年、「名探偵コナン」劇場版が2本連続して国内で上映されたが、この作品の興行成績もそれほど振るわなかった。2012-2014年の3年間、日本アニメは国内の映画館で上映されなかった。

しかし2015年5月28日に「STAND BY MEドラえもん」が中国大陸部で公開されたことは、中国大陸部の日本アニメの輸入配給におけるターニングポイントだったと言える。これより前の6年間、「ドラえもん」シリーズは中国大陸部の市場に入ってきていなかった。当時、同作品の日本側配給元は中国での提携先を探そうとしており、鳳儀娯楽もその選択肢に入っていた。この映画を見るために同僚と日本に行った程副総裁は、「上映時の効果は非常に良かった。私の同僚も、そして日本の映画館の観客も泣いていた」と語る。映画を見ている最中に、程副総裁はこの作品のクオリティーは問題ないと非常にはっきりと感じ、中国への輸入配給を決めた。

最終的に、「STAND BY MEドラえもん」はすべての人の予想を裏切り、5億3千万元という興行成績で、輸入配給された日本映画のうち、当時興行成績が最も良い作品となった。2016年、中国大陸部の日本アニメ映画輸入配給数は2本から9本に激増し、日本アニメ作品輸入配給ブームが到来した。

日本のアニメ映画の輸入配給がますます多くなっているのはなぜか? 

2017年の中国大陸部の日本アニメ輸入配給数は5本、2018年は6本だったが、2019年はまだ半年もたっていないのにすでに9本に達している。ここ数年、輸入配給される日本アニメ映画がますます多くなっているのはなぜか?程副総裁はいくつかの見方を示した。一つには、日本がもともと世界最大の優れた知的財産権創出国の一つであることが挙げられる。中国だけでなくハリウッドでも日本の作品をもとにしたリメイク作品がますます多くなっており、これは世界中の創作に携わる人の共通認識になっている。

その一方で、中国の映画市場がますます成熟し、観客の好みもますます安定してきたこともその一因となっている。この2年は、ハリウッドの文芸作品であれ、マイナー言語で製作された優れた映画であれ、中国への輸入配給がますます増えていることは、国内の市場が成熟し、しかも業界従事者の観点も広がったことを示している。程副総裁は、「これはとても良いこと」と評価している。

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