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故宮発売のスパイスボトル「初雪」が大人気に
  ·   2019-04-08  ·  ソース:人民網
タグ: 故宮;クリエイティブ;文化
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故宮のスパイスボトルセット「初雪」の写真が、ネット上に投稿されると、瞬く間にネットユーザーの間で大評判となり、微博(ウェイボー)の検索ワード上位に躍り出た。このスパイスボトルセットは、「宮壁」、「石獅」そして「銅鶴」のデザインの3個1組のセットとなっている。このボトルに塩や砂糖を入れるだけで、雪が降る積もる瑠璃瓦や雪に覆われた石獅や銅鶴の情景を再現できる。こうした「傑出した見た目」のスパイスボトルセットは、クリエイティビティに富んでいるだけではなく、毎年冬になると「故宮に雪見に行きたい」と人々が抱く願望ともぴったりとマッチしている。

「あまりにも精致すぎる!うちの台所が宮中の御膳房にたちどころに昇格した!」や「こんな素敵なスパイスボトルはもったいなくて使えない。毎日眺めているだけで十分!」、「このスパイスボトルセットを使って作った料理はきっとこの世のものとは思えぬ味わいに違いない」といったコメントが寄せられ、北京で「故宮の雪」を目にすることなど長年叶わぬネットユーザーの多くはたちまち購入意欲を刺激され、「買いたい!どこで買えるの?」という声を次々あげている。

この宮廷風スパイスボトルセットは、今年の冬、故宮に初雪が降る頃に、天猫(Tmall)が独占販売を始めるという。天猫によると、「初雪」スパイスボトルセットのデザインポスターが公開されると、多くの消費者が故宮グッズを取り扱う複数の天猫ショップに次々と問合せ、その人気度は「予想をはるかに上回った」という。天猫は、「我々は、ブランド側と意思疎通を図り、品質を保証すると同時に、生産力も適宜拡大し、人々のニーズに応じるよう尽力する」としている。このほか、天猫は、「このスパイスボトルセットは、『見た目だけで実用的ではない』ことはあり得ない。見た目に優れているだけでなく、実用性も兼ね備えている」と強調した。

「博物館IP」はここ数年ですでに「文化クリエイティブ消費者」層を育てあげてきており、彼らは製品が持つ文化的元素やクリエイティビティとデザイン性に対して金銭を消費することを厭わない。天猫と淘宝の統計データによると、中国の「文化クリエイティブ消費者」は、主に、一、二線都市で暮らし、消費能力がかなり高い若者で、うち75.9%は女性で、19歳から25歳の若年層が30%を上回っている。

こうした消費者の一人である北京在住の張琦さんは、「博物館の文化クリエイティブ製品をコレクションするのが大好き。博物館の文化クリエイティブ製品から、その博物館の収蔵品や文化発掘・開発の度合いも垣間見ることができる。また、博物館や収蔵品自体が、冷たく距離があったものから、温もりのある存在に変化し、熱狂的な『ファン』を生み出した」としている。

現在までに、世界五大博物館のうちの故宮博物院と大英博物館のほか、中国国家博物館や頤和園、陝西歴史博物館、蘇州博物官、秦始皇兵馬俑博物館、上海博物館、V&A博物館のグッズがなどがすでに天猫ショップで扱われている。これらの博物館は、天猫で約300万人のファンを擁しており、このうち故宮博物院と大英博物館のアクセス数はいずれも、年間延べ1千万人を上回っている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年4月8日

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