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映画「空海―KU-KAI―」、日本ではなぜ不評?
  ·   2018-03-02
タグ: 中日;合作映画;文化
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「空海―KU-KAI―」で、空海役を染谷将太が演じ、セリフは中国語で話している。これは、日本の映画ファンが最も期待していた見所だった。しかし、それが逆にブーイングの的となってしまっており、多くの映画ファンが「タイトルがしっくりこない」、「だまされた感じ」、「タイトルが『空海』なのに、なぜ主役は『空海』ではなく、妖猫なの?」などの声を寄せている。映画ライターの斎藤香さんは、女性向けニュースサイト・Pouchで「空海―KU-KAI―」について、「もったいないくらい壮大で華麗な “珍作”」とする記事を掲載し、「染谷さんや、阿倍仲麻呂を演じた阿部寛さんなど、日本人の俳優も中国語で演じていたのに、字幕版がないのが謎。伝奇ミステリーで中国のエキゾチックな世界観も楽しめる映画なので、字幕で見た方がより入り込めると思うのですが……」と評価している。

日本のネットユーザーが「だまされた」と感じている一番の原因は、勘違いさせる「宣伝」手法が取られていたためだ。中国では「妖猫伝」のタイトルを使っているが、日本語タイトルに「空海」という言葉を入れたのは、空海を演じた染谷将太にスポットを当てて動員数を伸ばそうとしたためであることは明らかだ。しかし、実際には出演者が非常に多く、空海の人となりがわかる内容でないばかりか、空海が登場するシーンもそれほど多くない。「だまされた」感があるため、レビューは自然と悪くなる。

また、日本のポスターには「製作費150億円」という謳い文句が書かれており、多くの人が「この映画のどこにそんなにお金を使ったのか?」と疑問に感じているようだ。特に、映画の内容も期待していたほどおもしろくなかったようで、「全く意味が分からない」との声もあり、想像とあまりに違っていたため、日本のネットユーザーは、製作費150億円というのは冗談、もしくは無駄なお金であると感じているため、レビューが非常に低くなっている。このままでは、興行収入も全く伸びない可能性もある。加えて、日本の映画市場は縮小しており、期待通りの興行収入を得るというのは至難の業であるようだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年3月2日

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