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「80後」王学博監督が描く回族の内面世界――『清水裏的刀子』
尉紅琛  ·   2016-09-28  ·  ソース:
タグ: 映画祭;中国映画;文化
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猟奇性のない映画こそが良い映画 

「80後」の新米監督として、王監督の映画人生は始まったばかりだ。同じ年頃の監督と比べて、自分はラッキーだったと王監督は考えている。それも現在の中国映画業界全体の発展のおかげだ。これまでの世代の監督と比べ、「80後」監督は明らかに高い地点からスタートできる。様々なルートで各国の巨匠の映画作品を見る機会があるだけでなく、デジタル技術の発展によって映画業界にもたらされた変革の恩恵を受けてもいる。中国の映画市場と投資機会となれば、なおのこと以前とは同日の談ではない。この世代の監督に唯一不足しているのは経験だろう。

自身の処女作が海外へ行き、国際的な映画祭にノミネートされるようになって、王監督は自分たちのような世代がどうやって中国の物語をきちんと描いていくかについて独自の考え方を持つようになった。彼は、海外で評価されるために重要なのは何を撮るかではなく、監督の視点に猟奇性があるかどうかだと考えている。「実のところ、西洋は今、中国映画に対してだけでなく、多くのところに対して猟奇的なものを求めている。彼らは上から目線なところがあって、奇怪なものを見たがっている」。猟奇的なものが評価される点については、王監督自身は賛同していない。張芸謀の初期の作品が非常に好きだという。

今後しばらくはまだあちこちの大型映画祭に参加しなければならないが、次の作品の準備はすでに始まっている。2010年に人生の低落期にいた時に完成できなかった幻想犯罪映画だ。王監督は言う。「『清水裏的刀子』で描いたのは人の贖罪と死という未知の出来事に対する恐怖だった。次の作品では罪を真っ向から見つめる」。

「北京週報日本語版」2016年9月30日

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