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長征5号が有人宇宙ステーションと月探索の主力ロケットに
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· 2016-03-07 |
タグ: 航天科技;長征5号;文化 | 印刷 |
2016年、長征ファミリーに新しく加わった「中国最大」のロケット・長征5号が正式に初打ち上げを行う。また今年の速い段階で長征ファミリーの別名「優秀な後輩」と呼ばれる長征7号ロケットも宇宙空間へ向けて初めて旅立つことになる予定だ。計画では2020年以降には長征7号が段階的に既存の長征ファミリーの大部分の輸送ロケットと世代交代を行い、中国の約70%の宇宙への打ち上げ任務を担うことになる。
また譚永華氏は「長征7号の動力系統は全て航天科技集団公司第六研究院が研究開発した液体酸素/ケロシン航空燃料を採用したエンジン。地球低軌道では13.5トン、700キロメートルの太陽同期軌道では5.5トンの打ち上げ能力を備えている。また長征5号の動力系統は液体酸素/ケロシン航空燃料エンジン以外に、第六研究院が研究開発した液体酸素・液体水素エンジンも備え付けられている。長征7号と長征5号の初打ち上げは中国の輸送ロケットが全面的に環境保護を考えたグリーンな推力の時代に突入したことを象徴している」と語った。
エンジンはロケットの心臓にあたり、ターボポンプはそのエンジンの心臓にあたる。この心臓はどれほどの強さなのか?譚永華氏は例を挙げて次のように説明した。「液体酸素/ケロシン航空燃料エンジンのターボポンプは最大圧力が500大気圧にまで達し、そのパワーは上海の黄浦江の水を5000メートルのチベット高原まで打ち上げることができる」(編集TG)
「人民網日本語版」2016年3月7日
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