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前漢の海昏侯墓墓主、漢武帝の孫の劉賀と確定
  ·   2016-03-02  ·  ソース:人民網
タグ: 考古;記者会見;文化
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「五色炫曜――南昌漢代海昏侯国考古成果展」が2日、首都博物館で開幕。同日開かれた記者会見において、南昌前漢海昏侯墓苑の主墓墓主が前漢の初代海昏侯・劉賀であることが確定したと発表された。中国江西網が伝えた。

証拠その一:玉印に刻まれた「劉賀」の二文字

今年1月17日、考古学チームは内棺の中で墓主の遺骨を発見、さらにその腰の位置から白色の玉印が見つかり、玉印には「劉賀」の二文字が刻まれていた。専門家は両漢時代、印章は副葬品としてよく用いられ、墓主の身分を判断する際の最も直接的証拠となると指摘する。

考古学チームはさらに、出土した金餅に色褪せた墨書の痕跡を発見し、「南海海昏侯臣賀・・・元康」という重要な文言を解読した。「賀」とは初代海昏侯劉賀を指し、元康とは漢宣帝劉詢の三番目の年号を指す。この考古学チームを率いる楊軍氏は、「前漢の酎金律では、封地を有する侯と王は、毎年8月の酒を宗廟に供える儀式の際に朝廷に金を献上するよう定めていた。金餅の墨書は側面から当時の酎金律を示すものだ」と指摘する。

専門家は出土した木牘(もくとく・字を刻んだ板)から、海昏侯と侯夫人が皇帝と皇太后に書いた奏章の副本を発見した。木牘には「海昏侯臣賀」「陛下」「呈太后陛下」「元康四年六月」といった文言がはっきりと記されていた。

すでに公開されている資料によると、劉賀は漢武帝劉徹の孫であり、前漢第九代皇帝として漢昭帝の崩御後に皇位を継承するも、在位27日で帝位を剥奪されていた。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年3月2日

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