中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 文化 >> 本文
  • descriptiondescription
子供向けの絵本 中国のものと外国のものの違いは?
  ·   2015-11-26  ·  ソース:人民網
タグ: 絵本;子供向け;文化
印刷

絵本は子供のいる親になじみがあるはずだ。大きな文字に子供の興味をそそる絵が描かれ、数分で子供が好むお話を聞かせてあげることができる。しかし、中国には、外国の絵本がたくさんあり、多くの親がそれを買っているのに対し、中国の絵本は極めて少ない。新華網が報じた。

絵本は英語で「Picture Book」。1902年に、「ピーターラビット」が出版されたのをきっかけに、世界で絵本が広く知られるようになった。中国では「図画書」とも呼ばれている。

3歳の娘と1歳の息子を持つ上海の陳さん(女性)は、「子供が読書ができる良い雰囲気を作り出すことを常に考えている。子供にたくさんの絵本を買ってあげたけど、その90%が外国のものであることに気付いた」と話す。

外国の絵本を好んでいる理由について、陳さんは、「きれいに印刷されており、もった瞬間、心地よく感じる。また、ストーリーも、子供だけでなく、私も好き」とし、中国の絵本については、「アニメを原作とする絵本もあれば、伝統的な物語を絵本にしているものもある。その他、機能性が強すぎるものもある。中国の絵本は通常、道理を説くために道理を説いており、おもしろみがない」と新鮮味に欠けることを指摘した。

良い絵本にはどんな特徴があるのだろう?浙江師範大学の教授で、著名な児童文学理論家の方衛平氏は、「まず、創作の法則にマッチしていなければならない。良い絵本は、文字だけを見てもおもしろいし、絵だけを見てもおもしろい。その二つを結び合わせると、とてもおもしろいものが出来上がる。次に、良い絵本は強いインパクトがあり、言葉を超えて直接子供の心に訴えかける」と指摘。著名な児童文学評論家である湯鋭氏も、「絵本の基礎は『絵』。でも、構想も大切で、絵を通して、文字では表現できないものを表現することができる」との見方を示す。

中国の絵本と外国の絵本にはどれほどの開きがあるのだろう?少年児童出版社の周晴社長は、「今の状況から言うと、中国の絵本は外国の絵本とは比べ物にならない。外国の絵本の歴史は長く、絵本作家も、絵本を見て育ったため、自然に絵本を受け入れている。中国では、ここ10-20年で絵本作りが始まり、文字を絵に変える過程がある。中国では作家がまず脚本を書き、イラストレーターが絵を付ける。その過程で失われるものもあれば、意思疎通の不足もある。一方、外国のほとんどの創作者は、文字も絵も自分で手掛ける。そのレベルも高く、表現力も豊か」と指摘する。

近年、曹文軒、秦文君、梅子涵などの児童文学作家が、オリジナル絵本の製作を始めている。著名な児童文学作家の劉海栖は、「ここ10年からスタートした中国のオリジナル絵本が常に進歩を遂げてきたことを認識する必要がある」と成果を話す。

「人民網日本語版」2015年11月25日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: