「積極的平和主義」は安倍政権の発明した新たな流行語だ。この「道徳的正義感」に満ちた旗印の下、安倍政権はどのような戦略構想を持っているのか?安倍氏の気力はどこから来るのか?人民日報海外版が伝えた。
■意気込み高く、気力満々
日本の安倍晋三首相は27日、自衛隊朝霞駐屯地での観閲式で、「集団的自衛権」の法的基盤の検討を継続すると表明。「世界の平和と安定のために積極的に貢献していかなければならない。積極的平和主義が、21世紀の看板だ」と述べた。AFP通信によると、3万4000人の参加する日本の新たな「島嶼防衛」大規模軍事演習はすでに日程が固まった。
安倍氏はウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「日本は経済分野でのリーダーシップだけでなく、アジア太平洋の安全保障レベルでも舵を取ることを希望している」と自らの「意気込み」を述べた。今年3月の訪米時に戦略国際問題研究所(CSIS)で行った講演では「日本は戻ってきた」「世界の繁栄と平和に一層の責任を負わねばならない」と述べた。
日本政府関係者によると、安倍氏は「領空」を「侵犯」した中国無人機について、撃墜など強制措置を含む防衛省の対処方針をすでに了承した。これは領土問題における新たな強硬姿勢と受け止められている。