中国財政部(財務省)が発表したデータによると、中央財政は2015年、少数民族地区の文化事業の発展を支援し、少数民族地区の文化生活を豊かなものにするため、移転支出資金として53億1600万元(1元は約20円)を計上した。人民日報が伝えた。
今年中央財政が割り当てた資金の内訳は以下のとおり。
○博物館・記念館の無料開放のための特別資金 2億3600万元
○公共体育館・競技場の無料・低料金開放のための補助金 1億200万元
○美術館、公共図書館、文化館(ステーション)の無料開放のための特別資金 3億7500万元
○無形文化財保護特別資金 9300万元
○国家文化財保護特別資金 9億6千万元
○三区(辺境の貧困地区、少数民族地区、革命時に拠点となった革命老区)の文化事業従事者のための特別資金 9100万元
○中央ラジオ・テレビ番組ワイヤレスカバー特別資金 9800万元
○農村文化建設特別資金 3億3300万元
○地方公共文化スポーツ体系建設特別資金 18億5500万元
○少数民族文化事業発展補助資金 11億7300万元
中央財政はこのほか、国家映画事業発展特別資金(政府基金)から少数民族言語の映画翻訳・制作プロジェクトに4800万元を割り当て、新疆・西蔵(チベット)・雲南などの少数民族言語映画の制作を支援した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月23日
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