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北京週報>>特集>>チベット自治区設立50周年>>本誌特別報道  
民宿経営で豊かさを手にしたチベット族一家

本誌記者 馬 力 

白い雲の浮かぶ青空の下、新しいチベット式住宅が建ち並んでいる。ここは四川省カンゼ(甘孜)チベット族自治州道孚八美雀児村。47のチベット族同胞、ラク(熱科)さんの家はここにある。 

「以前、ここの人たちはハダカムギを植え、ヤクを飼い、若い者は外に働きに行っていました。でも今は観光が盛んになり、出稼ぎに行かなくても、家で旅行客相手の商売をやれるようになりました」。4月16日、雀児村第一村民の村民委員会主任、ラクさんは者にこう語った。 

八美鎮は「カム(康巴)地方の中枢部」に位置する。カム地方の東部、南部、北部を結び、カンゼ自治州北路の八県へと通じる要地であり、環ゴンガ(貢嘎)山観光経済圏と四川省観光西環状線を結ぶ重要なポイントであり、カム文化観光ラインの起点でもある。雀児村は八美の中心部にあり、面積30平方キロ、海抜3502メートル。恵まれた特殊源と立地の優位性により、八美鎮に散らばる観光地へのターミナルとサポートセンターになっている。 

在雀児村では計650人が民宿業に従事していて、そのうち党員モデル民宿が37。観光だけで、毎年1世帯当たり4万元以上の収入になります」。村の観光状況を説明する時、質朴なカムの男性であるラクさんの顔に笑みがあふれた 

どの家も観光業に携わり、誰もが利益を得ている。雀児村の一般的な民宿では、以前は家畜を飼っていた一階部分が真新しい客室やおしゃれなバーに改装されている。どの家にも水洗トイレと有線テレビ、それにWIFIがあり、代化された生活を送っている様子がいたるところに感じられた。「観光業発展のために、政府は家の外観改装に1世帯当たり1万元、室内設備の改装に1万6000元を支給しています」。こうしたチベット式住宅を改装した民宿は、都市からの旅行客に人気だ。ラクさんによれば、ベッド1床当たり一晩80元で計算すると、6月~8月の旅行シーズンだけで、1世帯当たり2~3万元の収入になるという。 

ラクさんの妻、ゾンシャ(忠呷)さん

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