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北京週報>>特集>>チベット自治区設立50周年>>本誌特別報道  
農牧地域の子どもたちに学校教育を

子どもたちによい環境の中で正規教育を 

協徳郷中心学校は道孚県協徳郷街村にあり、1953年に創立された。チベット語と中国語を主とする「バイリンガル教学モデル」の寄宿制学校で、クラスは8クラス(うち、小学クラス6、幼児クラス2)、生徒が337人、教職員が18人いる。

音楽の授業を受ける幼稚園の子どもたち

「多くの子どもは、4~5歳でここに来た時はチベット語の方言しか話せず、チベット語の先生が聞いても分かりません。でも約1年間にわたって標準化教育をすると、方言はなくなり、中国語も上手く話せるようになります」と、廖康竜副局長は話す。

子どもたちにすばらしい学習や生活の環境づくりをするため、政府は前後して993万元を投じ、2013年3月に学校を拡張。小学校教室棟を改修し、幼稚園棟、寄宿舎、食堂、浴室、トイレ、グラウンドなどの施設を増設した。浴室には、太陽熱温水器や電気温水器などの給水設備が完備されている。「毎日寝る前にシャワーを浴びさせて、家にいるような温かみを感じられるようにしています」と、18年間ここで働く教師の四郎譲姆さんは言う。以前は牧畜地域の子どもたちは親に代わって牛や羊を放牧し、学校で勉強できる子どもは少なかった。今は状況が変わった。入園の年齢にならないのに、学校に入らせようとする親もいる。

小学校の授業

現在、同県の農牧地域では子女を入学させたいという意欲が年々高まっている。寄宿制学校は農牧地域の保護者がなかなか子どもの送迎をできないという問題を解決した。廖康竜福局長は、「寄宿制にできる規模のある優良な学校運営モデルは、これまでのような小規模で、教師陣が弱く、効率が悪いという状況を徹底的に変え、質の高い教育への期待と関心に応えています」と話す。廖康竜福局長によると、農牧民の子どもたちが進んで入学するようになったことは、農牧民子女の「入学難」問題を根本から解決し、「学校に行かせられる」と思っていた辺鄙な農牧地域の子どもたちが「学校に行きたい、学校でちゃんと勉強したい」と思うようになっているという。2014年、同県の入学率は99.78%で、定着率は100%に達した。

小学生の授業では、教師が電子ホワイトボードを利用して授業を行っていた。このような現代化された教学設備は、この学校ではどのクラスでも使われるようになっている。オンライン教室では、教師は他地区の学校の教室とビデオ通話をつなぎ、無線ネットワークを通じてチベット族居住区の子どもが優秀な教師の授業を受けられる。「他の一部地区の教育レベルと比べると、ある程度格差はあります。でも、一人ひとりの子どもが確実に良好なバイリンガル教育を受けられるようにしたい」と、協徳郷中心学校の邱沢勇校長は言う。  

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