「こうした手作りのチュバは表も裏も羊の毛皮で作られており、襟と袖口は絹の刺繍で飾られている。チベット暦の新年になってから今までに、もう20数枚売れた。合作社設立から現在まで、年間純利益は2年連続で17万元に達している」。ガマヅンズィサンポさんは誇らしそうに話した。
チュバを縫製する職人
村民のバイマ(白瑪)さんは、ずっと前にチュバの縫製技術を身につけたが、以前は自宅で作ったり、村民から頼まれてその人の家で作ったりしていただけだった。1日の手間賃は20元しかなく、月の稼ぎはたいしたものにはならなかった。合作社に入った後はほとんど毎日仕事があり、半月あればチュバを1枚仕上げることができる。年間所得は4万元を超えるという。
今後の展開としては、ガマヅンズィサンポさんは社員と共に合作社を特産品、遊牧文化、民族歌舞を一体化したヤンパツェンチベット族文化体験館にしようとしている。そしてより多くの人々にチベット族文化を理解してもらい、故郷の特産品を買ってもらい、より多くの村民が豊かになるようにしたいと考えている。
「北京週報日本語版」2015年6月25日
|