李克強総理は13日、北京市の釣魚台国賓館で開かれたアジア・アフリカ法律諮問機関(AALCO)第54回年次総会開幕式に出席し、基調講演を行った。
李総理は「現在の世界において、平和と発展は依然として時代の主流であり、協力・ウィンウィンは大勢の赴くところであり、国際法治の促進は人々の望むところだ。アジア・アフリカを含む世界各国の平和と発展を求めるには法治と秩序から離れてはいけない。新しい情勢の下で、アジア・アフリカ諸国は、引き続きバンドン精神を発揚し、共に世界の平和発展と公平正義を推し進めていくべきだ」と指摘した。
李総理はアジア・アフリカ諸国との協力促進について(1)国際政治秩序がより公正かつ合理的なものになるよう推し進める。(2)世界経済がより開放的で秩序あるものになるよう促進する。(3)世界と地域の平和と安定を維持する。(4)気候変動やテロリスト、ネットセキュリティ、自然災害など世界的な安全問題に共に対応する。(5)法治に関する国際交流と協力を積極的に深化させる――という五つの主張を打ち出した。
李総理はまた、「中国はこれまでと同様に、AALCOの事業を支持していく。資金を拠出して、『中国-AALCO国際法交流と研究』プロジェクトを設立する予定だ。AALCOの発展に力を入れ、国際的な法治協力を促進していきたい」と強調した。
AALCOは1955年にバンドンで開催されたアジア・アフリカ会議の精神に基づいて、1956年に設立された政府間国際組織で、アジアとアフリカ諸国の国際法問題に関する交流と協議を促進し、国際法の発展においてアジアとアフリカ諸国の要求を反映させることを主旨としている。(編集LX)
「人民網日本語版」2015年4月14日
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