1955年4月、インドネシアのバンドンで開催され、旧植民地国が独立後、欧米諸国を招かずに開催した初めての国際会議。バンドン会議とも呼ばれる。
中心となった中国やインド、エジプトに加え日本など29カ国が参加。中国の周恩来総理とインドのネルー首相の「平和共存五原則」(54年)やスリランカで開かれた「コロンボ会議」(同年)を受け、基本的人権と国連憲章の尊重、すべての民族と国家の平等などを柱とする「バンドン十原則」を宣言した。東西冷戦下で第三世界の非同盟運動を方向づけ、世界の民族解放運動にも影響を与えた。 |