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北京週報>>特集>>中仏国交樹立50周年>>本誌特別報道  
仏大統領の訪中について

 

花咲きみだれ、緑したたる絶好の季節に、中国人民はミッテラン·フランス大統領の訪中を、きわめて大きな喜びとともに迎えようとしている。ミッテラン大統領は中国とフランスとの間に国交が樹立されてから中国を訪れる三人目のフランス大統領になる。この訪中は中仏関係における重大事である。これが両国人民の歴史的な結びつきをさらに強め、中仏両国の友好協力関係に新しい、さらに広びろとした展望を開くであろうことは疑いない。

フランスは西欧諸国のなかで、新中国成立後もっとも早く中国と国交を結んだ国である。ドゴール将軍と毛沢東主席、周恩来総理によって確立された中仏の友好協力関係はこの二十年ちかくの間、たえず発展をとげてきた。

ミッテラン大統領は二度、中国を訪問したことがある。一九六一年一月、上院議員として、中国人民外交学会の招きで訪中した際、毛沢東主席は杭州で会見し、重要な話し合いをおこなった。ミッテラン氏は当時すでに、台湾との断交、中華人民共和国承認、国連における中国の議席回復を主張していた。

一九八一年二月、強力メンバーからなる社会党政治代表団の団長として訪中した際は、鄧小平副主席が会見し、重大な国際問題、二国間問題について意見を交換した。ミッテラン氏はその席で、ヨーロッパは連合し、強大にならないかぎり、ソ連の挑戦に対処することも、アメリカとの間に平等なパートナー·シップを確立することもできない、と指摘していた。この訪中の間に、フランス社会党と中国共産党は会談の結果、両党関係を公式に樹立することを決めたのであった。

一九六四年の国交樹立以来、両国の指導者の間で相互訪問が重ねられた。フランス側からはポンピドー、ジスカールデスタン両大統領が訪中し、中国からは鄧小平、鄧穎超氏らが訪仏した。趙紫陽総理とミッテラン大統領はカンクン·サミットの際に会見し、ともに関心をもつ問題について話し合った。

両国は重要な国際問題についての相互理解を深めるために、協議を欠かしていない。両国には多くの問題で共通点がある。ともに独立自主の外交政策をとっており、ともに超大国の覇権主義に反対している。包括交渉、南北関係の改善などの主張でも、類似の見解をもっている。

両国は貿易合同委員会を発足させ、期限七年の「経済関係と協力の発展に関する長期協定」を締結し、一九七九~八五年の貿易総額を六百億フランとすることで合意している。

両国の経済協力関係は、海底油田の探査、合弁企業の経営を含め、発展の一途をたどっている。電信、中小企業の技術改良および原子力の動力利用についても協力の可能性がある。さらにフランスは西側諸国のなかで最初に中国と政府間科学技術交流協定を結んだ国である。中国とフランスの科学者はすでに、ヒマラヤ地帯の地質構造についての共同研究など規模の比較的大きな協力を終えている。いろいろなかたちでの芸術団体、留学生の相互派遣も近年、大規模におこなわれている。中国では、フランス語のテレビ講座もちかく始まる。

ミッテラン大統領は就任後、独自の外交、国防を基本方針とし、二つの超大国の勝手な振る舞いが世界の混乱の主要な原因であると見ている。また、第三世界との関係改善、南北関係の改善も主張している。フランス政府は、国際問題、世界の戦略的バランスにおける中国の決定的な役割、とくにアジア·太平洋地域における重要な役割をきわめて重く見ている。中国との友好協力関係の発展には、ミッテラン大統領も十分に配慮している。

ミッテラン大統領の今回の訪中が、ともに古い文明をもち、自国の独立を重視する両国の相互理解と友情を必ずや一段と深め、中仏関係を新しい段階に進ませるものと、われわれは確信している。(国際担当編集者 穆友林)

「北京週報日本語版」1983.NO.18

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