一月十二日、中華人民共和国政府とフランス共和国政府は次の通り、共同コミュニケの発表を決定した。
中華人民共和国政府·フランス共和国政府共同コミュニケエドワルド·バラデュール·フランス共和国首相の特使ジャック·フリードマン氏は一九九三年十二月二十三日から二十八日まで、北京を訪問した。
李鵬総理と銭其琛副総理兼外交部長は、ジャック·フリードマン氏と会見した。同氏は姜恩柱外交部副部長と会談を行った。
会談を経て、双方は次の結論に達した。
双方は、中·仏両国が国交樹立の原則の上に立って、伝統的な友好協力関係を回復することを確認した。
中国側は台湾問題についての、一貫した原則的立場を重ねて表明した。フランス側は、フランス政府が中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であり、台湾は中国領土の不可分の一部分であると承認することを確認した。
中国側は、台湾にいかなる兵器を売却することも、全て中国の主権、安全および統一を侵害するものであり、中国政府は断固としてこれに反対すると重ねて言明した。中国側のこのような立場を考慮した上で、フランス政府は今後、フランス企業が台湾の武装化に関与することを認可しない旨、承諾した。
中国政府とフランス政府は、政治対話を強化し、定期会談を行い、両国間の経済貿易協力を発展させたいという意向を明らかにした。中国側は、フランス企業が中国市場において、平等な立場で競争に参入することを歓迎する意を表明した。
双方の協議にもとづき、エドワルド·バラデュール·フランス首相は近い将来に中国を公式訪問する。
「北京週報日本語版」1994.NO.4
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