中国の月探査機「嫦娥3号」は14日夜、月面の予定着陸エリアへの着陸に成功した。地球外の天体への軟着陸成功はソ連、米国に続き3カ国目。15日には探査機と探査車が互いを撮影して、五星紅旗が完璧に映し出され、ミッションは申し分のない成功を収めた。海外メディアは嫦娥3号の月探査成功について、中国の宇宙飛行技術分野の成果と、困難を恐れず勇敢に探求する精神を示すものであり、中国の国際的影響力はさらに高まるとの認識で一致している。
■中国の宇宙計画の重要な一里塚
パキスタン紙ドーンは「嫦娥3号による月面の予定着陸エリアへの着陸成功は、中国が宇宙計画で重要な一歩を踏み出したことを象徴する」と指摘した。パキスタンメディア界のベテランは「嫦娥3号の着陸は中国の宇宙飛行技術分野の成果と、困難を恐れず勇敢に探求する精神を示すものであり、敬服に値し、中国が宇宙開発大国へと邁進していることの重要な現れであり、中国の国際的影響力もさらに高まる」と指摘した。
英紙デイリー・テレグラフは「嫦娥3号の着陸成功によって中国は月面に宇宙飛行士を送り込むという最終目標にまた1歩近づいた。今回の月面着陸は中国の宇宙計画の重要な一里塚であり、宇宙開発分野での科学研究水準と技術力を世界に示した」と報じた。英紙フィナンシャル・タイムズは「中国の宇宙計画は非常に急速に進展している。嫦娥3号の着陸成功は中国が世界最先端の科学技術を掌握した国々に加わったことを示している」と報じた。
スペインの中国専門家、Global AsiaのIvan Manez社長は「嫦娥3号の着陸成功は中国の宇宙開発事業における新たな成功であり、中国の総合国力、特に科学技術分野の大きな成果を再び国際社会に示した」と指摘した。
ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは「月面着陸成功によって中国は宇宙開発大国としての地位を固め、宇宙技術において米国と対等な地位により近づいた。月探査によって中国国民の民族的誇りは一段と強まった」と報じた。
ベトナム共産党機関紙ニャンザン電子版とベトナム通信社も嫦娥3号の月面着陸成功を報道。ベトナム国営ラジオ局「ベトナムの声」は「地球外の天体への軟着陸成功は、中国が宇宙探査で重要な一歩を踏み出したことを示している」と報じた。
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