英紙「インディペンデント」は、「今回の打上げ任務は、中国の近年の宇宙技術・能力の秩序正しい発展と合致している。中国と緊密な提携を維持している欧州宇宙機関は、今回の任務の実施過程に注目している」と報じた。欧州宇宙機関の有人宇宙事業担当者のトーマス・ライター氏は、「有人宇宙探査であるか否かに関わらず、いずれも世界的な提携が必要だ。このような提携は、双方に利益をもたらす。欧州宇宙機関と中国の提携は深化を続ける」と語った。
同紙は別の記事で、「中国は宇宙飛行士を初めて宇宙に送り込んでからわずか10年間で、初となる無人月上陸を実現しようとしている。嫦娥3号は月の『虹の入江』で着陸する予定だ。この地区はこのほど発見されたクレーター『ラプラスA』に近い。同クレーターの垂直の落差は1600メートルに達する。嫦娥3号はこれを撮影する機会があり、さらには深層の岩石を分析することも可能だ」と報じた。
スペイン紙「エル・パイス」は、「嫦娥3号が注目を集めており、月周回軌道を飛行中の米月探査機LADEEが、同探査機の観測を予定している。一部の国家の宇宙活動は支援を失っており、宇宙計画の先行きが不透明になっている。中国は効果的な月探査計画を制定した」と伝えた。
英科学誌「ニュー・サイエンティスト」(ウェブ版)は、「月は長いこと訪問客を迎えていなかった。中国の月面着陸・月探査は快挙となる」と報じた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月3日 |