許耀桐・国家行政学院教授
■公有制経済と非公有制経済は共に重要な構成要素 共同発展を強調
コミュニケ:「公有制経済と非公有制経済は共に社会主義市場経済の重要な構成要素であり、共にわが国の経済・社会発展の重要な基礎である」
張氏:改革開放以来、わが国の体制改革はまず経済体制改革を通じて推し進められた。そして経済体制改革は基本的経済制度に及ぶものだ。各国は国情と発展の道筋が異なるため、基本的経済制度の特徴も異なる。自国の国情、発展路線の特徴をしっかりと押さえて、中国の基本的経済制度とは公有制を主体に、多種の所有制経済が共同発展するものとされている。こうした主体、所有制の基礎を堅持し、完全なものにする必要性が強調された。
1つには、公有制経済をいささかも揺るがずに強化、発展させ、国有経済の主導的役割を発揮する必要がある。もう1つには、非公有制経済の発展もいささかも揺るがずに奨励、支持、誘導する必要がある。われわれは国有経済の活力、コントロール力、影響力のたゆまぬ強化を強調すると同時に、非公有制経済の活力と創造力を引き出す方針も強調した。これは事実上共同発展を強調したのであり、国有経済と非公有制経済に各自の独特の役割を発揮させるということだ。今回の三中全会は、財産権保護制度をたゆまず整備し、混合所有制経済の発展を促進し、国有企業の現代的企業制度の整備を促し、非公有制経済の健全な発展を支持する方針も打ち出した。これは中国の実情と完全に合致する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月14日
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