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三中全会コミュニケの9つの新表現をどう見るか

 

中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が9-12日、北京で行われた。会議のコミュニケには新たな表現が多く見られた。このうち9つについてメディアや専門家の解説を紹介する。

(1)「国家ガバナンスのシステムと能力の近代化を推進」

--許耀桐・国家行政学院教授

われわれが国家と社会との関係、人民との関係を語る際、最も古くは国家統治と言い、後に国家管理を語るようになり、現在では国家ガバナンスとなった。ガバナンスは多くの主体を強調する。誰もが主体であり、国家管理者だ。今ではわれわれの国民も社会の主体で、それに各組織、各機関もあり、管理に参加する一方面の役割で、いずれも主体の1つだ。つまり、過去の1つの主体から、多くの主体に変化したということだ。

--張立群・国務院発展研究センターマクロ経済部研究員

ガバナンスの近代化とは、より科学的で民主的、同時により制度化、規範化、手続き化されたものにするということだ。

(2)「経済体制改革は改革の全面的深化の重点であり、政府と市場との関係をうまく処理し、資源配分で市場に決定的役割を担わせ、政府の役割をより良く発揮することが核心だ」

--人民日報社説

これは「決定」の打ち出した重大な理論的観点だ。経済体制改革の牽引の役割を発揮し、生産関係と生産力、上部構造と下部構造との適応を推進し、経済・社会の持続的、急速、健全な発展を推進する。この鮮明な構想は、中国は社会主義初期段階に長期間あるという最大の現実を体現しており、全ての問題を解決するカギは依然発展であるという重大な戦略判断とも符合する。

(3)「トップレベルデザインと『石を探りながら河を渡る』の結合を強化する」

--人民日報

改革は複雑なシステム工学だ。改革の陣地攻略戦の火蓋を切るに当たり、トップレベルデザインと基層革新を結合し、「石を探りながら河を渡る」中で法則を把握し、統合的に計画する中で改革を推進することが差し迫って必要となる。第18回党大会以来の上と下の呼応は、最大限に改革のプラスのエネルギーを集めており、中央と地方、政府と社会の積極的な創造性を引き出した。

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