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北京週報>>特集>>中国共産党第18期三中全会>>歴代の三中全会  
中国共産党第十一期中央委員会第三回総会コミュニケ

(三)

会議は、文化大革命中におきたいくつかの重大な政治的事件を真剣に討議し、文化大革命前から残されてきたいくつかの歴史的問題をも討議した。会議は、これらの問題を解決することは、安定と団結の局面をいっそう強固にし、全党の活動の中心の転換を実現し、全党、全軍、全国各民族人民に心を一つに前向きの姿勢をとらせ、すべての積極的要素を引き出して四つの現代化に努力する上で大いに必要である、と考える。

会議はつぎのように指摘した。一九七五年、鄧小平同志が毛沢東同志の委託により中央の活動をつかさどっていた期間、諸方面の活動は非常に大きな成果をあげ、全党、全軍、全国人民は満足していた。鄧小平同志は中央の他の指導者とともに、毛沢東同志の指示にもとづき、「四人組」の攪乱と切り崩しに真向から対決する闘争をすすめた。「四人組」は一九七五年の政治路線と活動の成果をいわゆる「右からの巻き返しの風潮」と称したが、この転倒された歴史は再転倒しなければならない。会議はつぎのように指摘した。一九七六年四月五日の天安門事件はまったく革命的行動である。天安門事件を中心とする、全国いく億万人民が周恩来同志を追悼し、憤りに燃えて「四人組」を糾弾した偉大な革命的大衆運動は、わが党の「四人組」粉砕の大衆的基盤をつくった。総会は、中央の出した、「右からの巻き返しの風潮に反撃する」運動と天安門事件に関する誤った文書の廃棄を決定した。

会議は、以前彭徳懐、陶鋳、薄一波、楊尚昆らの諸同志にたいして下された誤った結論を審査し、是正し、党と人民へのかれらの貢献を確認した。会議はつぎのように指摘した。歴史的に残されてきた問題は、毛沢東同志が一貫して提唱した実事求是、誤りがあれば必ず正すという原則にもとづいて解決しなければならない。断固としてでっちあげ事件をくつがえし、誤審を正し、冤罪をすすいでのみ、党と人民の団結を固め、党と毛沢東同志の崇高な威信を守ることができるのである。「四人組」摘発•批判の大衆運動が終わってからも、この任務はなお力を入れて遂行しなければならない。会議は、これらの措置をとることは、毛沢東思想の科学体系を全面的に、的確に把握することの表われにほかならず、毛主席の旗を高くかかげることの表われにほかならない、と一致して考える。

会議は、従前のような、党と大衆の監督から浮き上がって専門案件処理機関を設け幹部を審査する方式は、弊害が極めて大きく、永遠に廃止すべきであると考える。

会議は民主主義と法体系の問題について真剣な討議をおこなった。会議は、社会主義的現代化の建設には集中的統一指導が必要であり、いろいろの規則•制度や労働規律を厳格に実施する必要がある、と考える。ブルジョア派閥性と無政府主義には断固反対しなければならない。しかし、十分な民主主義がなければ、正しい集中はありえない。これまでの一定期間、民主集中制は真に実行されず、民主主義を抜きにして集中を強調し、民主主義が少なすぎたので、当面のこの時期にはとくに民主主義を強調し、民主と集中の弁証法的統一関係を強調し、党の統一的指導と各生産組織の効果的な指揮を大衆路線の基盤の上におく必要がある。人民内部の思想政治生活においては、民主主義的方法のみをとるべきであり、おさえつけたり、打撃を加えたりしてはならない。揚足をとらない、レッテルをはらない、たたかないという「三不主義」を再確認しなければならない。各級指導部は、人民大衆の正しい意見を集中し、正しくない意見にたいしては適切な説明や説得をするようにすべきである。憲法に定められた公民の権利は断固として保障しなければならず、何人もそれを侵害してはならない。

人民の民主主義を保障するには、社会主義の法体系を強化し、民主主義を制度化、法律化し、このような制度と法律に安定性、連続性と大きな権威をもたせ、拠るべき法をもち、法を根拠とし、法の執行を厳格にし、法に背く行為は必ず追究するようにしなければならない。いまから立法活動を全国人民代表大会とその常務委員会の重要な議事日程にのぼらせるべきである。検察機関と司法機関はしかるべき独立性を持たなければならず、法律と制度に忠実で、人民の利益に忠実で、事実に忠実でなければならず、人民が自らの法律の前で誰もが平等であることを保証し、何人も法律を超越した特権をもつことを許されない。

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