総会に先立ち中央工作会議が招集され、総会のために十分な準備がととのえられた。
総会は、二中総以来の中央の活動が順調にすすみ、全国的範囲において林彪、「四人組」を摘発、批判する大規模な大衆運動が基本的に勝利のうちに遂行されたことに鑑み、一九七九年から全党の活動の重点を社会主義的現代化の建設に移すべきであるむね決定した。総会は国際情勢と外交活動について討議し、党と政府の対外政策が正しいものであり、成功をおさめた、とみなした。総会は農業生産を速める問題と一九七九年、一九八〇年の国民経済計画の諸措置を討議するとともに、関連文書を原則的に採択した。総会は歴史的に残されてきたいくつかの重要問題と一部の重要指導者の功績と過誤、是と非の問題を審査し、解決した。社会主義的現代化の建設の必要に照応するため、総会は党の生活と国家の政治生活において民主主義を強化し、党の思想路線を明確にし、党の指導機構を強化し、中央規律審査委員会を設立することを決定した。総会は陳雲同志を中央政治局委員、政治局常務委員、中央委員会副主席に増補選出し、鄧穎超、胡耀邦、王震の三同志を中央政治局委員に増補選出した。総会は十一回全国代表大会以来の党生活における実際的変化と目下の活動の差し迫った必要を考慮に入れ、黄克誠、宋任窮、胡喬木、習仲勲、王任重、黄火青、陳再道、韓光、周恵の九同志を中央委員に増補する臨時的措置を講じ、将来党の第十二回代表大会にこの増補手続の追認を求めることを決定した。総会は陳雲同志を中央規律審査委員会第一書記に、鄧穎超同志を第二書記に、胡耀邦同志を第三書記に、黄克誠同志を常務書記に、王鶴寿ら諸同志を副書記に選出するとともに、中央規律審査委員会の常務委員と委員を選出した。
総会は、今回の会議とそれに先立つ中央工作会議は、党の歴史において重要な意義をもつものである、と考える。この二つの会議の全過程において、出席者はマルクス•レーニン主義、毛沢東思想をふまえ、思想を解放し、存分に発言し、党内民主主義と党の実事求是、大衆路線、批判と自己批判のすぐれた作風を十分に回復、発揚し、団結を強めた。会議は毛沢東同志の提唱した「集中もあれば民主もあり、規律もあれば自由もあり、意志の統一もあれば、個人の気持がのびのびし、生きいきとして活発でもある、という政治的局面」を真に実現した。総会は、このような気風を全党、全軍、全国各民族人民のなかに拡げていくべきであるむね決定した。
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