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北京週報>>特集>>井戸を掘る人々
──中国で、日本で、暮らして
 
日中交流学生生活と私の夢

 

歴史問題への挑戦

2012年秋。私は3年目にして初めて京英会日本側の代表となった。しかし、そのとき既に3回目の活動をもって「日中交流学生生活」に別れを告げることを心に決めていた。1年間休学して北京に留学していたため、4回目に挑戦するチャンスも残されていたが、個人の成長という京英会設立以来の理念に基づき、後輩たちが過去の実績にとらわれることなく、更に有意義な交流活動を実現できる環境を1人のOBとして創り出したかった。それが苦渋の選択の理由だ。

中国語ディスカッション@北京。日中の歴史問題について京英会と一般学生総勢50名が議論。(2013年8月)

そして2013年夏。自身最後の京英会で初めて歴史問題に挑戦することを決めた。過去2年間の京英会は交流に重点を置き、晩婚化やメディアリテラシーなど身近で話しやすいテーマを選んできた。今年は交流重視の姿勢はそのままに、日中の高校歴史教科書を比較し、認識のズレの原因とそのズレをうめる取り組みのあり方について議論した。今まではどんなに仲の良い中国の友人であっても、歴史の話は避けるか、話したとしても腹を割って話し合うことはしなかった。友人と歴史の話をして今の関係を崩したくはないが、歴史の話を避けることで縮まらない距離があり続けるという大きな矛盾に悩まされ続けてきた。しかし、東京・北京2度の議論を通して、自らの知識の少なさと考えの未熟さを何度も思い知らされながらも、互いに話したい気持ちさえあれば中国の友人とも歴史の議論ができるという手応えと自信を得た。歴史問題はそもそも頭の柔らかい学生同士が話し合わなければ何も進まない!

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