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北京週報>>特集>>井戸を掘る人々
──中国で、日本で、暮らして
 
日中交流学生生活と私の夢

 

「楽しむ主義」

2012年夏。北京師範大学留学中に迎えた2年目の交流活動は、私の生き方を変える大きなきっかけとなった。余計なことばかり考えて勝手に気疲れしていた自分から、自分が楽しいと思うことに自信をもって一心不乱に取り組める自分に変わることができたのだ。

1年目の活動を終えてからしばらくの間、私は日中友好という大きな目標とわけの分からない責任感にとらわれ、盲目的とまでは言わないにせよ、少なくとも日中交流を楽しむことができず、友人や交流会の参加者にも「大変そう」「忙しそう」な印象ばかり与えてしまっていた。どんなに小さな集まりでも、参加した人全員が楽しい思い出とともに帰れるように努力してきたつもりが、毎回本当に楽しんでもらえたかどうか自信をもつことができず周りの顔色ばかりをうかがい、自分が楽しむ余裕などほとんどなかった。「何のために日中交流をしているのか」さえ分からなくなっていた。

福井県で行われた交流会では、福井伝統のおろしそば作りを一から手ほどきいただいた。(2013年8月)

答えのみつからないまま迎えた京英会2年目の夏。福井県で何日目の活動日だったか、ある夜スタッフで打ち合わせをした後部屋に戻ると、「中山遅いよ。遊ぼうよ。」この笑顔の一言で一気に肩の力が抜けた気がした。主催者として準備に奔走することは最も基本的なことだが、楽しく交流することこそが本質のはず。主催者も楽しんではじめて参加者が心から楽しむことができるのだという手応えを感じ、“以开心为主”「楽しむ主義」を貫くようになった。日中友好のために頑張るのではなく、自分らしく、自分が楽しめることに全力で取り組み、周りを巻き込んで行く。そしてその過程こそが日中交流であり、未来の友好に一歩ずつ近づいていけるはずだと信じている。京英会が自分らしい生き方を教えてくれた。

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