有人宇宙船「神舟10号」の宇宙飛行士の王亜平氏が間もなく実施する「宇宙授業」に注目が集まっている。京華時報の報道によると、神舟9号の宇宙飛行士が昨年、ドッキング目標機「天宮1号」内で組み立てた自転車が、王氏の1時限目の教材になるという。中国新聞網が伝えた。
フィットネスは宇宙飛行士の宇宙における重要な任務だ。神舟9号の宇宙飛行士は昨年、天宮1号内で1台目となる自転車を組み立てた。中国の宇宙飛行士が宇宙で「自転車エルゴメーター」を使用するのはこれが初めてで、劉洋氏は初めて宇宙で自転車をこぐ喜びをかみしめた。
期待が高まる中国の宇宙授業の1時限目で、この自転車がどのような姿で地球上の学生の前に姿を現すかに、注目が必要だ。
中国有人宇宙プロジェクトの武平報道官は、「今回の教育活動は、中国の有人宇宙船を使用した、宇宙に関する知識普及の初の試みだ。小中学生に宇宙に関する科学知識を伝え、多くの青少年の宇宙空間に対する憧れ、科学技術の知識の学習に対する意欲をかきたてることを目的とする」と表明した。
今回の教育活動を成功させるため、中国有人宇宙プロジェクト弁公室は中国教育部、中国科学技術協会、中国中央テレビ(CCTV)などの部門と共同で、系統的かつ周到な計画を立てた。教材の作成、地上の教室の準備作業を完了し、宇宙飛行士も関連する訓練を受けた。
世界で初めて宇宙授業を行った米国の女性教師バーバラ・モーガン氏は、「王氏の宇宙授業に非常に期待している。インターネットを通じて全過程が放送されることを願っている」と語り、王氏に地球を眺めることを忘れないようにとメッセージを送った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月18日
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