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北京週報>>特集>>巳年文化  
巳と蛇について

 

「巳」(み、し)という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、「起こる、始まる、定まる」などの意味がある。

「巳」を動物にあてはめると「蛇」になるが、古来より、蛇は信仰の対象となっており、谷神(やとのかみ。谷や低湿地を司る)、豊穣神、天候神などとして崇められてきた。祭祀や祀りごとの「祀」に「巳」が用いられているのは、「祀」とは自然神を祀ることを言い、自然神の代表的な神格が巳(蛇)だったからだ。

また、蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させ、餌を食べなくても長く生きることから「神の使い」として崇められ、巳の特徴は探究心と情熱。蛇は執念深いとされているが、恩を忘れず、助けてくれた人には恩返しをすると言われている。

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