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莫言氏「世界で認められた理由は『土』」

 

『蛙』と大江健三郞を結びつけるのは間違い

2002年、莫言氏は『蛙』の初稿を完成させた。この初稿は、『蛙』という芝居を見ている劇作家「私」の回想、連想、舞台上や劇場の出来事とがもつれるように展開するものだった。「当時10数万字書いていたが、何種類もの字体を使ってガイドしないと理解できないくらい複雑すぎて、断念した。2007年に再度始めから書き直し、書簡体の構造に変更した。そのほうが自由に書けた。古代だったかと思えばすぐまた現代というように、書く材料の選び方も時代の行き来も自由だった」。

莫言氏は、「書簡体を用いるには手紙の相手が必要になる。手紙の受け取り手を日本人作家にしたのは、大江健三郞氏が2002年に高密県を訪れたことも遠因になっている」と言う。2002年、日本のテレビ局が莫言氏のドキュメンタリーを製作し、大江健三郎氏をゲストとして高密県に招いた。莫氏たちは10数時間にわたって対談し、一緒に叔母を訪ねたともいう。

「でも杉谷は小説中の人物で、大江健三郎氏とイコールだと考えるべきではない。ましてや私が大江氏に何かを伝えようとしていると見なすべきではない。この作品は読者に捧げたものだ」と莫言氏は言う。

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