神舟9号と天宮1号の自動ドッキング後、宇宙飛行士は地上からの指揮・サポートを受けつつ、結合体のステータス設定と検査を行う。その後、各モジュールのハッチを開き、天宮1号の実験モジュールへと移動する。
結合体の飛行期間中は天宮1号が飛行の制御を行い、宇宙船は停船状態となる。宇宙飛行士は神舟9号の軌道モジュール内で食事をとり、天宮1号内で科学実験、技術実験、トレーニングを行い、休憩する。
その後、宇宙飛行士は手動ドッキング実験を行うため再び神舟9号へと戻り、全てのハッチを閉じる。宇宙船は天宮1号から約400メートル離れた地点へと撤退した後、自律制御で再び接近し、140メートルのところで止まる。その後は宇宙飛行士による手動制御となる。
宇宙飛行士は姿勢制御とコントローラーの操作を通じ、宇宙船を天宮1号に徐々に近づけていく。ドッキング機構との接触の瞬間まで、完全に手動で制御される。ドッキング成功後、宇宙飛行士らは再び天宮1号内へと移動する。
宇宙飛行士は最後に、帰還に向けて神舟9号の帰還モジュールへと移動する。2つの宇宙機は分離し、宇宙飛行士は手動制御で宇宙船を140メートル離れた位置まで移動させる。その後、神舟9号は自律制御に切り替えられ、引き続き天宮1号から5キロの地点まで撤退する。
宇宙船が地上の着陸場に帰還した後、地上のスタッフが速やかに宇宙飛行士の捜索および帰還モジュールの回収を行う。天宮1号は地上から370キロメートルの周回軌道に移動し、長期的な運行管理に切り替えられる。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年6月18日
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