専門家によると、宇宙船「神舟9号」は北京時間18日午前11時(日本時間12時)ごろ、自律制御に切り替えられ、宇宙実験機「天宮1号」との自動制御によるドッキングを行う。中国が有人ドッキングを行うのはこれが初となる。中国新聞網が報じた。
▽ドッキングのプロセス
3人の宇宙飛行士を乗せた神舟9号は16日夕方に打上げられた。計画によると、宇宙船は約10日間にわたる飛行の中で、天宮1号と2度にわたるドッキングを行う。うち、1回目は自動制御によるドッキング、2回目は宇宙飛行士の手動制御によるドッキングとなる。
神舟9号打上げの20日ほど前、天宮1号はドッキングに備え、地上約343キロメートルのドッキング軌道にまで高度を下げた。
北京宇宙飛行制御センターは17日以降、数回にわたって神舟9号の軌道調整を行い、近地点・遠地点の調整、軌道面の修正などを完了、軌道を円に近づけた。神舟9号は天宮1号よりも52キロメートル低い軌道に到達し、ドッキングに向け準備を整えた。
有人ドッキング任務の観測制御通信指揮部、飛行制御グループの責任者である麻永平氏によると、神舟9号は18日11時ごろ、自律制御に切り替えられ、天宮1号と自動制御によるドッキングを行うという。このプロセスは、昨年実施された天宮1号と神舟8号のプロセスとほとんど同じだ。
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