中国有人宇宙飛行プロジェクトの周建平総設計師は10日、「天宮1号は軌道で順調に飛行を続けており、全て正常だ。天宮1号はすでに6月初旬にドッキング軌道にまで高度を下げ、神舟9号の到来を待っている」としたほか、「天宮1号には多くのバックアップシステムが採用されているが、まだ使われたことがない。全ての設備は異常なく作動している」と述べた。
天宮1号は昨年9月29日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられて以降、すでに250日あまりにわたり飛行を続けている。この間、宇宙船「神舟8号」と無人ドッキングを実施し、2度にわたってドッキングに成功したほか、結合体の制御・管理技術など、宇宙ステーション構築に向けたキーテクノロジーの検証も行った。
天宮1号は軌道上で長期的に飛行できる中国初の有人宇宙飛行プラットフォーム。その主な任務は、▽ドッキング技術のブレークスルーと掌握に向けた、ドッキング目標機の提供▽長期間軌道上で無人飛行し、人が短期間滞在可能な宇宙実験室プラットホームの構築▽宇宙での科学実験、医学実験、技術試験--など。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年6月13日 |