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北京週報>>特集>>斎藤文男氏のブログ  
◇日中の胡蝶「禍転じて福となれ」◇
 

◇自宅でジャコウアゲハが羽化し大空へ◇

昨年夏、埼玉県内の入間川河原にあったウマノスズクサで、蛹になっているジャコウアゲハを数匹採集してきた。子供のころ虫集めに夢中になっていたのを思い出し、自宅で羽化するのを待った。蛹は順調に羽化して、庭の木々に数回止まって休息した後、挨拶するように1、2回旋回して青空に飛び出して行った。

ジャコウアゲハは、オスの成虫腹部から麝香(じゃこう)のような匂いがするのが名前の由来になっている。蛹は怪談「皿屋敷」の「お菊」が後ろ手に縛られたように反り返っているので“お菊虫”と呼ばれ、兵庫県姫路市ではジャコウアゲハが市の蝶に指定されている。

ホソオチョウは元々日本には棲息していなかった。1978年に東京都内で初めて確認され、その後散発的に棲息地域が拡大している。国立研究開発法人の国立環境研究所によると、関東、近畿地方の各都府県と静岡、岐阜、岡山、山口、福岡の各県に定着している。

ジャコウアゲハの産卵は、1個から数個なのに比べ、ホソオチョウは数10個まとめて産卵する。このため繁殖率も高く、環境庁はホソオチョウについて、アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)とともに、「要注意外来生物」の選定対象とはならないが、「注意喚起が必要」としている。

中国・南京市郊外で、初めて見たホソオチョウ♀を、興奮しながら写真に撮った(2007年6月10日撮影)

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