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北京週報>>特集>>斎藤文男氏のブログ  
◇10年後の「私」からの手紙㊦◇

 

☆日中相互理解のため、新聞記者になりたい☆

≪KTさん。手紙では、中国人とそっくりの顔をした日本人が、物の考え方や文化、習慣のあまりに異なるのに驚いたということです。日本人も中国に対しては「同文同種」などといって、同じような物の考え方をしていると思いがちです。

現在はまだまだ、相互理解に欠けている部分があります。教育とマスコミ報道に問題があるとの見方も正しいと思います。そんな思いから、将来は新聞記者になりたいとのことでした。10年後は、中国、日本で活躍する新聞記者としてお会いしましょう。≫

☆未来の自分に初めて手紙を書きました☆

≪SI君。10年後の私への手紙、受け取りました。このような手紙を初めて書いたとのこと。私も10年前の自分から手紙をもらうのは初めてです。10年間で人も社会もかなり変化します。両親は元気でいるか。私はすでに結婚しているか。伴侶は心優しい人か。「男はつらいよ」とはどんなことか、などの質問ですが…。

歳月は絶えることなく流れています。「10年の過去」の視点に戻って現在の自分を見れば、10年先の自分を確認したことになります。過去も現在も自分で認識できるものです。試してみてください。≫

☆これが本当の幸福というものでしょう☆

≪CIさん。軍事訓練から始まり、苦しいことやつらいことが少しあったけれども、楽しかった浦口校舎での学生生活。初めて見た冬の結氷した湖の神秘さ。大学生活の最後を楽しんだ歴史ある鼓楼校舎。過ぎた日は戻りませんが、あのころのことはいつでも鮮明に思い出すことができるでしょう。

優しい夫と可愛い子供…。学生は10年後の自分の姿にこのような家族を予想しているのだろうか(2013年3月5日、南京・明孝陵の桜花園で)

今は希望どおり、思いやりある優しい夫と、可愛い子供に囲まれ、仕事と家庭を見事に両立させて楽しい生活をしています。大した理想ではないと言われますが、これが本当の幸福というものでしょう。≫

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