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北京週報>>特集>>斎藤文男氏のブログ  
◇日本の「桜前線」ただいま北上中◇
 

◇桜のトンネルで散歩やジョギング◇

南北に細長い日本列島は南から「桜前線」が北上してくる。開花時期を線で結び、天気図のように表わすのが「桜前線」だ。今年の冬は全国的に低温となり、西日本、東日本では大雪となった。私は2月上旬、ハワイに行って海水浴をして、埼玉県にある自宅に帰ったその日に雪かきをしなければ玄関に入れないほどだった。冬の寒さが厳しかったため、桜の花芽の目覚めがうながされ、開花は「やや早め」の地域が多かった。

3月中旬、四国、九州地方で開花した後、関西、関東地方に「花前線」は移動してきた。3月25日には東京で「開花宣言」が出され、四国の高知県ではこの日に満開となった。東京での開花宣言は、全国的に開花が早かった昨年より9日遅かったが、平年より1日早い桜の開花となった。

私の自宅がある埼玉県西部地域でも、東京の開花から数日遅れて5、6輪が開花した。まだ蕾が多かったので満開になるのは1週間ぐらい先だろう、と思っていた。しかし、3日後には五分咲きとなり、5日後には満開になった。日本各地には桜の名所がたくさんあり、毎年大勢の人が集まる。弁当や飲み物を持ち寄って桜の花の下に陣取り、賑やかに「お花見の宴」が開かれのは、日本の春の風物詩になっている。

全国的には名前を知られていないが、私が住んでいる地域の桜の花が、これほど見事であることに今年初めて気が付いた。自宅近くを流れる1級河川・入間川沿いにある「狭山自転車道」の桜並木は20年~30年ほどの樹齢になる。自転車2台がやっとすれ違いができるほどの狭いサイクリングロードだが、付近の市民のジョギングや散歩コースにもなっている。20年ほど前、当時の市長が「セーヌ川構想」と名付けて、桜の苗木を長さ約700メートルの両側に植樹した。しばらく日本を離れていたが、この春、並木の桜の花が咲きそろった風景を初めて眺め、見事な風景に驚いた。両側から伸びた桜の枝にびっしりと桜花が埋まり、わずかな隙間から青い空と白い雲が見える。桜のトンネルのような道路を、散歩したり、ジョギングやサイクリングを人々は楽しんでいる。脇にある広場では家族が憩い、近くの住宅からは窓越しにお花見を毎日楽しむことができる。

2組の母子が桜の木の下で静かに宴会(智光山公園)
 

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