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北京週報>>特集>>斎藤文男氏のブログ  
◇“日々是愉快”だった12年間◇

 

◇遠きにありて思う古都・南京◇

北京から戻り、帰国準備は大変だった。12年間に使った教材の資料や書籍など半分以上を処分したが、日本に郵送した荷物は段ボール箱で35箱になった。久しぶりの日本の夏は、中国三大かまどの一つとして知られる猛暑地域の南京より暑かった。帰国した2013年の夏は、高知県の四万十市(しまんとし)で日本最高気温の41.0℃(8月12日)を記録。6~9月に熱中症により救急車で搬送された人は5万8729人で、死者は88人になった。(総務省消防庁調べ)連日35℃以上の猛暑日に耐えながらも、南京が故郷のように懐かしくなり、帰国報告は次のように書いた。

「12年ぶりに南京から日本に戻りました。南京は日本人にとってマイナスのイメージが強くありますが、≪豊かな緑≫≪清い水≫≪長い歴史≫のある静かな古都です。国同士は厳しい関係にありますが、12年間、私の周囲は常に温かく思い遣りに満ちた“まほらまの南京生活”でした。」

この報告に対して、多くの人から南京生活の話を聞きたいという要望があった。日本の報道メディアの中国に関するニュースはここ数年、反中や嫌中を誘発するような内容のものが多くなっている。領土問題や歴史認識に関する事柄が中心となり、対立する部分が浮き彫りになっているからだ。出版界やネット世論でも、中国で発展が遅れている地域や醜い部分の断片をことさら取り上げて、マイナスイメージを作り上げている。このため、私の南京生活が「日々是愉快」だったと報告しても、にわかには信じ難いのだろう。

中国に滞在中、学生から教えられたことは数知れない。大学関係者や市政府関係者をはじめ、中国人の友人、知人からもさまざまな支援、協力を受けた。日々の食糧品を買いに行く市場の女性からも、温かい笑顔とサービスの歓迎を受けた。これらの人たちに恩返しをするつもりで、今後は、遠きにありて思う南京、そして中国で受けた素晴らしい体験を多くの日本人に伝えていきたい。(写真はすべて筆者撮影)

「北京週報日本語版」2014年3月17日

 

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