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北京週報>>特集>>斎藤文男氏のブログ  
◇日中文化交流で「禽流感」対策◇

 

◇「七草囃子」に秘められた禽流感対策◇

この七草粥を作るときに歌われる独特の囃子が、禽流感対策のヒントになるものが含まれている。囃子の内容は各地方や時代によって少しずつ異なっている。落語界の長老・三遊亭金馬師匠(84)が演じる「七草」の囃子は次のようになっている。

≪七草なずな、唐土の鳥が日本の土地に届かぬ先に、トントンぱたりトンぱたり、トントンぱたりトンぱたり。(家族が)オテテッテッテッテ……≫

このような囃子を歌いながら、春の七草を包丁で刻んで粥に入れて食べるのである。囃子の意味は、「大陸から渡ってくる鳥の翼にはいろいろな害虫や病気があるので、日本に渡って来る前に七草粥を食べて厄を落とし、元気に1年間を過ごそうというらしいが、今はどこもそんなことはしていない。」と金馬師匠は演じながら話している。囃子は歌わないが、現在でも1月7日の数日前から、どこのスーパーでも「春の七草」の若菜がパックになって売られている。日本の一般家庭では今でも毎年1月7日に「七草粥」を食べている。現在は、「お正月にごちそうを食べすぎたので、お粥で胃を休めるため」としているが、それだけの理由ではこれほど長くは続かないだろう。ほかに重要な意味が含まれているに違いない。

大陸からやって来る渡り鳥が、何か疫病を運んでくるのではないかと、1000年ほど前の人たちはどのようにして考えついたのだろうか。中国の人たちは春の若菜に、生命力や健康の元になる要素のあることをなぜ知ったのだろうか。禽流感に似た病は1000年以上も前から地球上にあったのではないだろうか。それとは知らないながらも、その予防策や薬草として春の若菜に効果があることを察知していたのではないだろうか。

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