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北京週報>>特集>>斎藤文男氏のブログ  
◇大空に羽ばたく学生から学んだこと㊦◇

 

◇魚をあげるより、魚の釣り方を教える◇

日中が国交を回復してから昨年で40年が経過した。その年、日中関係は40年間で最悪の関係になった。「なぜ、今、このような関係になったのか」をG・Gさん=男性=に質問した。すぐには答えられなかった。「ニュースを構成する5W1Hを考えるとわかると思う」とヒントを与えて、国交回復時や尖閣諸島(中国名・釣魚島)、問題の経緯を説明した。

40年前の日本の新聞と人民日報をコピーして配布した。田中角栄、周恩来両首相の晩餐会での挨拶で、田中首相のいわゆる「ご迷惑発言」や周首相の「小異を残して大同につく」(求大同存小异)の言葉を学習した。「ご迷惑」を「添了麻烦」と訳したことに対する中国側の怒り。日本語では「小異を捨てて大同につく」だが、「小異を残して…」とした周首相の国交回復にかける思いを説明した。当時の日本の新聞論調は、国交回復と今後の中国に対する期待が大きく報道されていた。40年後なぜ、険悪な関係になってしまったのか、を考えてもらおうと思った。

発端は昨年4月、東京都の石原慎太郎知事(当時)が突然、米国・ワシントンで尖閣諸島の購入計画を発表したことだった。9月には日本政府が個人の私有地だった3島を買い上げ国有化した。この時点から日中関係が悪化し、中国国内で反日デモが拡大した。この年の年末、衆議院が解散され総選挙が行われ、自民党の議席数は294(前回119)と圧勝した。民主党は57(同308)と惨敗に終わった。しかし、自民党の得票率(比例代表)は27・6%と前回(26・7%)とほぼ変わらなかった。12政党の乱戦と、民主党への期待感が裏切られた国民の失望感が、自民党を利する結果になっただけだ。自民党の総裁選挙で本命ではなかった安倍晋三氏が当選して党総裁となり、首相に就任した。

この流れを、小選挙区比例代表並立制という選挙制度や自民党の総裁選挙の仕組みについて、3、4回に分けて説明した。結果だけでなく、そこに至るまでの経緯を理解して結果を分析することが必要なことを話した。

当初、私の質問に答えられなかったG・Gさんは、授業の感想を次のように書いていた。

<先生が5W1Hの視点から考えた方がいい、と説明してくれたことで、目から鱗が落ちるような気がした。中国では「授人以鱼不如授人以渔」(人に直接魚をあげるより、魚の釣り方を教えた方がよい)という諺があります。先生の教え方は、釣りを教えるように私たちを自発的に考えさせ、勉強や生活にとても役立っている。自立的な考え方を養成するために頑張りたい。>

他の何人かも、日本の選挙制度や首相の選ばれる経緯について理解が得られ、政治や時事問題に関心が持てるようになった、と報告してくれた。

大空に新芽を伸ばし、炭酸同化作用で養分を根に送り、幹の成長を促す。大学で学び国家発展の原動力になることを願う。
 

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