王毅中共中央政治局委員（外交部部長）は23日に東京で、日本の元首相であり博鰲（ボアオ）アジアフォーラムの元理事長である福田康夫氏と会談した。新華社が伝えた。

王氏は「現在、国際情勢は混乱が多発し、不安定化要因と不確定要因が顕著に増大している。中日両国は地理的に近く、文化的に通じ合い、利益も深く結びついている。福田氏は儒学文化を高く評価している。双方は『和を以て貴しと為す』『推己及人（我が身に置きかえて人のことを思う）』といった東洋の智慧を提唱し、アジアの価値観を発揚し、実践することができる。日本側が中国側と向き合って進み、中日関係を支える政治と民意の基礎をしっかりと守り、両国関係の健全で安定した発展を後押しし、アジアの平和・安定・繁栄を促進することを希望する」とした。

福田氏は「日中間の民間交流や文化・学術分野の交流を深めることには重要な意義がある。引き続き対話と協力の促進、相互理解の増進に尽力し、日中関係の改善と発展に貢献していきたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年3月24日