中国人民政治協商会議第14期全国委員会（全国政協）第3回会議の記者会見が3日に北京で開催され、劉結一報道官が会議に関する状況を国内外のメディアに説明し、記者の質問に答えた。人民日報が伝えた。

劉報道官は「経済に関する議題は、かねてから全国政協の責務履行における重点的方向性だ。この1年間、全国政協は経済に関する一連の重要な議題について積極的に建言・献策し、四半期ごとにマクロ経済情勢分析座談会を開催し、質の高い発展に焦点を合わせて、踏み込んだ調査・研究や協議・政策論議を行ってきた。黄河流域の生態系保護と質の高い発展、重点産業の秩序ある国内移転、ペアリング支援メカニズムの整備などについて、民主的な監督・視察を行い、民間企業の発展環境の最適化や肥沃な耕地の保護強化に焦点を合わせて特別監督を実施し、関連する政策決定・方針の実行と奏功を後押ししてきた」と説明。

「新たな質の生産力の発展を力強く後押しすることは、全国政協の政策論議・建言活動における重要な注力ポイントだ。全国政協は世界の最先端の動向をしっかりと追い、研究機関や企業の最前線において科学技術成果の実用化、地域科学技術イノベーションセンターの構築、革新的医薬品開発などの課題を調査・研究し、データ要素市場や人工知能（AI）の応用といったテーマに焦点を合わせて深く協議し、新たな質の生産力の発展を促進するためのアプローチや体制・メカニズム的保障について分析し、具体的かつ先見的な対策を提言して、主管当局に重視され、取り入れられてきた。全国政協は自らの強みを発揮し続け、新たな質の生産力がさらに強力な原動力を発揮するようにしていく」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年3月4日