王毅中共中央政治局委員（外交部部長）は24日、第58回国連人権理事会のハイレベル会合にビデオメッセージを寄せた。新華社が伝えた。

王氏は「習近平国家主席の打ち出した人類運命共同体の構築という重要な理念、及びグローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブは、世界に向けて中国が示したプランだ。習主席は、人権の促進と保護は全人類の事業であり、皆が共に努力することが必要だと指摘した。我々は各国と共に、正しい人権観を堅持し、グローバルな人権ガバナンスの改革と整備を後押ししていきたい」と表明し、必要な取り組みとして以下を挙げた。

（1）初心と使命の銘記。人々中心を堅持し、人々のための、人々による、人々が成果を共に享受する発展を実現する。

（2）公平と正義の擁護。生存権と発展の権利を最も重要な基本的人権と位置づけ、国家の主権・安全・尊厳を守ることを前提に、個人の権利と集団の権利を総合的に考慮し、政治・経済・社会・文化・環境・教育などの諸権利を調和的に増進させる。

（3）交流と相互参考の堅持。真の多国間主義を実践し、平等と相互尊重に基づく建設的な対話と協力を繰り広げ、公正で合理的かつ包摂的なグローバル人権ガバナンス体制の構築を促進する。

王氏は「中国はより積極的かつ有為な姿勢で国際人権協力に関与し、各国と共にグローバルな人権事業の素晴らしい未来を切り開いていく」と強調した。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年2月25日