李強総理は28日、中国を公式訪問中のイタリアのメローニ首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

李総理は「中国とイタリアが包括的な戦略的パートナーシップを構築してから、今年で20年になる。過去20年間、双方の政治的相互信頼は強固なものになり続け、実務協力は実り豊かな成果を挙げ、貿易・投資規模は不断に拡大し、両国民に確かな恩恵をもたらしてきた。中国はイタリアと政治的相互信頼をさらに強固に築き、両国関係のより成熟した安定的な方向への発展を推進し、両国間協力の深化に対する前向きな期待をさらに高めることを望んでいる。双方は、中伊政府間委員会及び各分野の対話メカニズムを活用し、両国間の貿易規模を不断に拡大すると同時に、貿易の最適な方向への発展を推進し、造船、航空・宇宙、新エネルギー、人工知能（AI）などの分野及び中小企業間の互恵的協力を強化し、共にマルコ・ポーロ没後700年関連行事を成功させ、文化芸術、映画・テレビ、教育など人的・文化的分野で交流や協力を深め続ける必要がある。中国は中国企業によるイタリアでの協力実施を支持する。イタリアが中国企業に公平で安全かつ差別のないビジネス環境を提供し、中国国民のイタリア渡航の利便性をさらに高めることを希望する」とした。

メローニ首相は「イタリアは長期的に安定した良好な伊中関係の発展に尽力しており、中国と経済・貿易、投資、工業、科学技術、人的・文化的分野で実務協力を深め、両国の包括的な戦略的パートナーシップ構築20年及びマルコ・ポーロ没後700年を契機に、親善の橋を架け、新たな協力の形を模索し、協力の潜在力を発揮させ、より緊密な協力関係を構築し、包括的な戦略的パートナーシップのさらなる発展を推進することを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年7月29日