習近平国家主席は27日、中国を実務訪問したオランダのルッテ首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「近年、中国とオランダは穏健かつ急速に関係を発展させ、各分野で協力を深め続けてきた。オランダは、中国EU協力の前列を歩んでいる。中国はオランダと各レベルの交流を継続し、意思疎通や対話を堅持し、互恵・ウィンウィンを堅持し、開かれた実務的な包括的協力パートナーシップを絶えず発展させていくことを望んでいる。また、質の高いオランダ産品の輸入を拡大していくことを望んでおり、オランダ企業の対中投資を歓迎する。オランダ側にも、中国企業に公正で透明なビジネス環境を提供してもらいたい。双方は農業、水利、エネルギーなど旧来の協力を積極的に推進すると同時に、人工知能（AI）、グリーン・トランスフォーメーション（GX）、シルバー経済等の分野における協力の潜在力を掘り起こす必要がある」と指摘。

「中国は対EU政策の継続性と安定性を維持しており、EUを多極的世界における重要な一極、協力パートナーと見ている。オランダが引き続き中国とEUの相互理解の促進、建設的関係の発展に積極的な役割を果たすことを希望する」と強調した。

ルッテ首相は「オランダは中国とパートナーシップを深め続け、人的往来を円滑化し、経済・貿易、炭素排出量削減などの分野で協力を強化し、G20など多国間の場及び世界や地域の紛争問題において意思疎通や調整を緊密化することを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年3月28日