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習近平総書記と「海のシルクロードの起点」泉州との縁
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· 2024-01-30 · ソース:人民網 |
タグ: 習近平;文化遺産 | 印刷 |
国連教育科学文化機関(ユネスコ)に認定された海のシルクロードの起点である福建省泉州市は、海に面して栄え、海のシルクロードの古都の文化遺産は今なお輝きを放っている。「文化財と文化遺産は中華民族の遺伝子を継承しており、再生不可能でかけがえのない優れた中華文明の資源だ」。習近平総書記は文化遺産の保護を非常に重視しており、泉州の文化遺産の望ましい保護・利用・継承のために多くの心血を注いできた。中央テレビ網が伝えた。
■一つの舞踊劇
1991年、ユネスコは泉州を中国の海のシルクロードの起点都市として確定した。これをテーマとして、福建省歌舞劇院は舞踊劇『絲海簫音』を制作した。この公演を観て以来、心に留め続け、20年余り後にその改編を導くことになる観客がいた。当時の習近平・中国共産党福州市委員会書記である。
2014年5月、アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の第4回首脳会議が上海で開催された。これに先立ち、首脳会議に合わせた芸術公演で上演する演目について、習総書記は「海のシルクロード」の要素は欠かせないとして、演目の準備チームに追加を提案した。その際、以前に福州で舞踊劇「絲海簫音」を鑑賞したことに特に言及した。
「すぐに知らせを受け、『絲海簫音』を元に新編『絲路夢尋・海』を制作し、上海で披露する準備をした」と、「絲海簫音」の制作者は振り返る。
複数回のリハーサルを経て、2014年5月20日、「絲路夢尋・海」がCICA首脳会議に合わせた芸術公演のオープニングプログラムとして、国際的な舞台で披露された。その後、福建省歌舞劇院は「絲海簫音」を基に、改めて「絲海夢尋」を制作。「絲海夢尋」は広く好評を博し、国連という舞台でも上演を果たした。
■一つの指示
1990年代、泉州海外交通史博物館は、古代の木造帆船の大規模な科学的復元プロジェクトを始動し、全国の専門家や船大工を集め、中国史上有名な様々な種類の古代船を復元。8年間の努力を経て、156種類の船型の複製作業を完了した。「船型は完成したが、展示館の建設資金がないため、当時の習省長に報告書を書いた」と、王連茂元館長は振り返る。
2000年8月、当時の福建省省長であった習氏は「福建は中国古代の造船の中心地であり、泉州は中国古代の海のシルクロードの起点であるため、福建省の泉州海外交通史博物館に古代船舶発展史展示館を建設することは適切であり、特色と意義があり、その基礎と基本的条件も整っている」と指示。最後に、速やかに報告書をまとめるよう念を押した。
習氏の関心と支持を受けて、船舶模型展示館の建設が2001年2月、順調に着工した。2ヶ月後の2001年4月20日、泉州海外交通史博物館を視察した習氏は「特色と意義のあるこのようなプロジェクトは大いに支持するべきだ」とした。
現在、泉州海外交通史博物館・船舶模型展示館は昇格して「中国舟型世界」展示館となり、中国の輝かしい船舶発展史を世界に向けて展示している。
■一つのリレー
それは20年間にわたってリレーのように引き継がれた作業だった。
2001年11月12日、当時の福建省省長であった習氏は、「海のシルクロード:泉州の史跡」の世界文化遺産登録申請作業を検討し、推進するための会議を開いた。2002年6月、習氏は泉州を視察し、世界文化遺産の申請作業を急ぐよう指示した。
20年間に、泉州は文化財の全面的な調査、考古学的発掘、綿密な選定、保護法の制定、科学的修復、整備、緻密な論証を進めた。何度か呼称を変えながらも、最終的に1万1千平方キロメートルに散在する多くの素晴らしい遺産を繋ぎ合わせ、「宋・元時代の中国における世界のエンポリウム」という一つのテーマにまとめ上げた。
2021年7月25日、第44回世界遺産委員会拡大会合で、「泉州:宋・元時代の中国における世界のエンポリウム」が世界遺産リストに登録され、中国にとって56番目の世界遺産になったという朗報が伝わった。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年1月30日
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