「国際定期貨物列車『中欧班列』は開通以来、安全で安定した円滑な運行を維持し、アジア欧州間の国際輸送に新たなモデルを創出し、沿線の経済貿易協力に新たなプラットフォームを構築し、国際産業・サプライチェーンの安定性を力強く保障し、世界経済の発展に新たな原動力をもたらしてきた」。習近平国家主席は先ごろ、「中欧班列」国際協力フォーラムへの祝賀メッセージで、世界経済の発展に対する「中欧班列」の重要な役割を明らかにし、「中欧班列」の質の高い発展をさらに推進するための方向性を示した。（人民日報コラム「和音」掲載）

「中欧班列」は「一帯一路」（the Belt and Road）共同建設の旗艦プロジェクト、象徴的ブランドであり、長年の模索と発展を経て、すでに質の高い発展の軌道に乗り、便利で速く、安全で安定した、グリーンで経済的な新しいタイプの国際輸送手段となった。「中欧班列」はカバー地域が広く、輸送能力が大きい。航空輸送より輸送コストが低く、海上輸送より輸送時間が短く、その優位性は明らかだ。過去10年間で、「中欧班列」は累計7万7000便運行し、欧州25ヶ国217都市と通じて、ユーラシア大陸の相互接続水準を顕著に高めた。

現在、世界は百年間なかった大きな変化が加速し、世界経済の回復は原動力が足りず、不安定要因と不確実要因が増加している。この状況に逆らうように、「中欧班列」は運行本数を増やし、中国と欧州及び沿線諸国間の貿易を円滑化する「安定化装置」や「加速器」となり、世界経済の回復促進に積極的に貢献してきた。

「中欧班列」は、「一帯一路」共同構築イニシアティブの安定した持続的な発展を体現している。過去10年間で150以上の国と30以上の国際機関が「一帯一路」共同建設のパトナーになった。「一帯一路」の質の高い共同建設は、共同建設国諸国間の協力・ウィンウィンと共同発展を促進し、世界の発展に重要な原動力をもたらした。「中欧班列」は中国と「一帯一路」共同建設諸国・地域との相互接続の重要な担い手であり、引き続き各国間の協力を強化し、経済発展を促進し、「一帯一路」共同建設に素晴らしい未来を切り開く助けとなるに違いない。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年9月18日