習近平国家主席は7月27日、第31回FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ（成都ユニバ）の開会式に出席するため中国を訪問しているインドネシアのジョコ大統領と四川省成都市で会談した。新華網が伝えた。

習主席は「中国は今年の両国の包括的な戦略パートナーシップ樹立10周年を契機に、インドネシアと戦略的協力を深め、発展途上国が命運を共にし、団結・協力し、共に発展を促進するモデルを築き、地域と世界により多くの確実性とプラスのエネルギーをもたらすことを望んでいる。中国はインドネシアと定期的な戦略的意思疎通を維持し、国政運営の経験交流を強化し、両国の外相・国防相による『2プラス2』対話制度を始動し、高水準の戦略的相互信頼を構築することを望んでいる。『一帯一路』（the Belt and Road）イニシアティブとインドネシアの『グローバルな海洋軸（GMA）』構想の連携は重大な成果を挙げている。ジャカルタ・バンドン高速鉄道の開通を目前に控え、双方は高い水準と質を確保して、インドネシアの発展を加速させる必要がある。双方は引き続き総合産業パーク協力をしっかりと実施し、「地域総合経済回廊」と「2ヶ国、ツインパークス」の建設を重点的に推進する必要がある。中国はASEANとの包括的な戦略的パートナーシップを深めることを望んでいる。インドネシアが今年のASEAN輪番議長国として、ASEANを率いて戦略的自律性と団結・自強を堅持し、地域の安定の中心と発展の拠点を共同で築くことを支持する」とした。

ジョコ大統領は「インドネシアは『一つの中国』政策を揺るぎなく遂行している。中国と引き続き投資・海洋漁業・食糧安全保障・医療・衛生などの分野で協力を強化し、両国の包括的な戦略的パートナーシップの発展を一層促進することを望んでいる。中国と戦略的な意思疎通を緊密化し、地域の平和・安定と発展・繁栄を共同で維持していきたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年7月28日