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中国は新たな発展段階に入る
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· 2020-08-26 · ソース:人民網 |
タグ: 五カ年計画;小康社会;政治 | 印刷 |
習近平総書記は24日午後、経済・社会分野の専門家座談会を招集した際「第14次五カ年計画期間は我が国にとって、小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、第一の百年奮闘目標を達成した後、勢いに乗じて社会主義現代化国家の全面的建設という新たな征途を開き、第二の百年奮闘目標に向けて前進する最初の5年間であり、我が国は新たな発展段階に入る」と強調した。(文:邱海峰論説員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
「我が国は新たな発展段階に入る」。これは重要な判断だ。会議で習総書記は▽弁証法的思考で新たな発展段階の新たなチャンスと新たな試練を受け止める▽国民経済の滞りのない循環を主体に新たな発展構造を構築する▽科学技術革新によって新たな発展の原動力の発生を導く▽改革の深化によって新たな発展の活力を喚起する▽高水準の対外開放によって国際協力・競争の新たな優位性を築く▽共同建設・共同ガバナンス・共同享受によって社会発展の新局面を開拓するーーことを重点的に語った。この6点は中国が未来に向けて答えを出さなければならない課題であり、その全てを貫いているのが「新」という字だ。
第1の「新」はチャンスと試練に関係する。新たな発展段階に入ると、国内外の環境の深い変化は新たなチャンスとともに、新たな試練ももたらす。これに対して中国はチャンスとリスクの意識を高め、正確に変化を認識し、科学的に変化に対処し、主導的に変化を図り、勇敢に困難と闘い、危機を機会に変えることに長け、さらに質が高く、効率的で、公平で、持続可能で、安全な発展の実現に努力する必要がある。
第2の「新」は発展構造に関係する。発展の段階・環境・条件が変化するため、中国は国内の大循環を主体として、国内・国際の両循環が相互に促進する新たな発展構造の形成を推進する必要がある。これは中国にとって、国際協力・競争における新たな優位性を再形成するための戦略的選択だ。中国は国民経済の滞りのない循環を主体に新たな発展構造を構築するが、新たな発展構造は閉鎖的な国内循環では決してなく、国内と国際のオープンな相互循環だ。
第3の「新」は発展の原動力、第4の「新」は発展の活力に関係する。新たな発展の原動力の発生を導くには、科学技術革新に頼る必要がある。中国は独自開発能力を高めることに力を入れ、できるだけ早く基盤技術やコア技術でブレイクスルーを遂げる必要がある。これは発展の全局に関係する重要な問題であり、国内の大循環を主体として形成するうえでの鍵でもある。新たな発展の活力を喚起するには、改革の深化に頼る必要がある。新たな発展段階に入ると、改革も新たな課題に直面する。さらに大きな勇気と、さらに多くの措置によって、深いレベルの体制的・制度的障害を除去しなければならない。
第5の「新」は国際協力・競争における優位性に関係する。中国経済の持続的な高度成長の一つの重要な原動力が対外開放だ。対外開放は基本国策であり、中国は対外開放の水準を全面的に高め、一段と高水準の開放型経済の新体制を構築し、国際協力・競争における新たな優位性を形成する必要がある。中国は世界経済ガバナンス体制の改革に積極的に関与し、より公平で合理的な国際経済ガバナンス体制の整備を後押しする必要がある。
第6の「新」は社会発展局面に関係する。発展段階は変化しても、発展が人々のためであり、発展は人々を頼みとする必要があり、発展の成果は人々が共に享受すべきであるという論理は不変だ。より十分で良質な雇用を実現し、全国民をカバーする持続可能な社会保障制度を整備し、公衆衛生と疾病コントロールのシステムを強化し、人口の長期的に均衡ある発展を促進し、社会ガバナンスを強化し、社会矛盾を解消し、社会的安定を維持する。これらはいずれも第14次五カ年計画期間に実行する必要があるものであり、共同建設・共同ガバナンス・共同享受によって社会発展の新局面を開拓する。
中国は現在「第14次五か年計画」の策定について意見や提言を募っている。以上6点及び中長期的な経済・社会発展に関わる他の点は、必ず完全なものにされていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月26日
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