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中米関係の維持と安定のためにアメリカ側が正さねばならない誤り
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· 2020-08-10 · ソース:北京週報 |
タグ: 中米関係;覇権主義;政治 | 印刷 |
歴史に対する無知という点でもポンペオ国務長官の言論は突出している。40年以上前、中米関係は新たな1ページを開いた。当時、アメリカのニクソン大統領は、中米両国が手をとるのは「われわれが信仰を同じくするからではなく、共通の利益と願いを持つからだ。双方がこのような願いを持っている。それは新たな世界秩序を打ち立て、互いに違いがあっても尊重し合うことだ」と述べた。
アメリカ外交問題評議会のリチャード・ハース会長はポンペオ国務長官の言論のでたらめさについて、「問題はアメリカの外交トップに微塵も外交戦略がないだけでなく、よりひどいのは彼が歴史を歪曲し、ロジックが明確で実行可能な方法で現代において最も影響力を持つ二国間関係を対処できていないことだ」と指摘している。
対立ではなく協力が必要だ
アメリカは最近、明らかに相反する二つの事を行っている。一方では立て続けに協定や条約を反故にし、国際機関から脱退しており、国際条約から脱退した数が最も多い政権となった。また一方では徒党を組むのが忙しく、さまざまないわゆる「同盟」を組もうとし、中国を孤立させようと企んでいる。
ドイツの外交政策に関するサイトは「3年余りの間、一貫して多国間体制を蔑視してきた国の国務長官が現在は『広範な反中同盟』の構築を呼びかけているのは、この上ない皮肉だ」と指摘している。
75年前の反ファシスト戦争の勝利から今日の新型コロナウイルスによる肺炎という大きな試練まで、すべてが証明しているように、人類は運命共同体であり、共同責任を有し、手を携えて協力し試練に対応する必要がある。中米関係は現在の世界で最も重要な二国間関係の一つであり、中米の今日の選択は両国関係だけでなく、世界の未来にも影響を及ぼす。世界の平和と安定のために必要なのは対立ではなく両国の協力であることをアメリカは認識しなければならない。
イデオロギーの対立によって世界を分裂に陥れるか、それとも制度の違いを乗り越えて人類運命共同体を打ち立てるか、独立した判断を下す国と民族はいずれも歴史的に正しい方に立つことを選ぶと確信する。
「北京週報日本語版」2020年8月10日
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