ボアオ・アジアフォーラム２０１８年度年次総会は４月１０日午前に海南省ボアオ（博鰲）で開幕式を行った。中国の習近平国家主席は開幕式に出席し重要な基調演説を行い、中国の開放拡大に対して４つの重大な措置を打ち出した。 

第１に、市場参入基準を大幅に緩和する。サービス業、とりわけ金融業において、昨年末に発表した銀行、証券、保険業における外資持株比率の規制を緩和するという重大な施策は実施が確保されなければならない。同時に、保険業における開放のプロセスを加速させ、外資系金融機関設立の規制を緩和し、外資系金融機関の中国での業務範囲を拡大し、国内外の金融市場の協力分野を広げなければならない。製造業においては、現在すでに基本的に開放しているが、主に自動車、船舶、航空機など少数の業界においては規制が残されている。現在これらの業界にはすでに開放の土台が備わっており、次のステップとして、なるべく早急に外資持株比率の規制、特に自動車業における外資規制を緩和しなければならない。