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中露海上合同軍事演習は正常かつ正当
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· 2017-07-24 · ソース: |
タグ: 中露;軍事演習;政治 | 印刷 |
中国国防部(国防省)の6月18日の発表によると、中露両国海軍は7月下旬にバルト海で、9月中旬に日本海及びオホーツク海で、それぞれ海上合同軍事演習「海上連合2017」を実施する。(文:張軍社・海軍軍事学術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
今年の演習は合同救援及び海上経済活動の安全保護を課題とする通常の年次演習であり、第三国を念頭に置くものではない。中露包括的・戦略的協力パートナーシップの強化・発展、両軍の友好・実務協力の深化、海上の安全上の脅威への共同対処能力の強化を旨としている。
本来外部は、このオープンで透明かつ極めて正常な演習内容の通常の年次演習を平常心で受け止めるべきなのに、一部の国の高官やメディアは「中国がアジア以外での軍事的プレゼンスを拡大」といった、様々な誤った解釈を示している。こうした見解は常軌を逸したものだ。
第1に、中露双方は今回の演習に対して、これまで同様にオープンで透明な姿勢をとっている。一部の者が透明性を再び持ち出すべきではなく、これを対中露圧力の口実とすべきでもない。中国国防部は演習開始の1カ月以上前に演習の目的、内容、日時、場所、兵力を外部に公表した。これは国際的慣例に沿っている。
第2に、バルト海での演習実施は全く正常なことであり、一部の国が大騒ぎすべきではない。中露合同軍事演習「海上連合」は2012年に始まり、すでに常態化し、各自の周辺海域で中露が毎年持ち回りで実施している。これまで中国側は三大艦隊である北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊が順次主要兵力を担い、黄海、東中国海、南中国海で合同演習を実施した。ロシアもこの決まりに従い海軍の四大艦隊が順次参加。太平洋艦隊と黒海艦隊は日本海や地中海で相次いで合同軍事演習に参加した。今回バルト海艦隊が中国側艦船とバルト海で演習を行うのは大変自然な流れだ。
第3に、今回の演習の課題と内容は、いずれも第三国を念頭に置いたものではない。一部の国の高官やメディアが演習を脅威とするのは全く魂胆があってのことだ。今回の演習が合同救援及び海上経済活動の安全保護をテーマとしていることは、戦略上完全に防御的なものであることを十分に示している。対潜、対空、対艦訓練を実施するのも、海上防御作戦遂行に必須となる各自の基本的作戦能力の向上が目的であり、これは一部の国が中国に面した海域でよく実施する島嶼奪還・上陸など進攻的合同軍事演習とは性質が全く異なる。
第4に、バルト海での演習参加は中国海軍が国際的責任・義務の履行及び国際協力実施の能力を高める助けとなり、世界の平和・安定維持にプラスであり、外部は曲解すべきでない。近年、中国海軍はアデン湾、インド洋、地中海などに相次いで赴き、護送、海賊対処、中国人退避などの任務を遂行して、海外における中国の利益を守るとともに、責任ある大国としての国際的責任・義務をしっかりと履行した。バルト海での演習参加は中国海軍の遠洋行動能力を高める。従って、その国際的責任・義務の履行及び国際協力展開の能力向上にも資する。
だからこそ、中国海軍の正常な遠洋活動を正しく受け止め、中国軍艦によるバルト海での演習参加は確かに初めてだが正常であることに十分に目を向けるよう、一部の者及びメディアに忠告する。中露海上合同軍事演習は正常かつ正当である以上、一部の者があれこれ批評する必要はない。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月24日
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