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戦略的不動性で中米関係の可変的要素に対処
  ·   2016-12-07
タグ: 中米関係;トランプ氏;政治
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トランプ米次期大統領がニュースメーカーであることは間違いない。蔡英文氏との通話事件の余波が収まらないうちに、先日もツイッターで中国に関する問題を取り上げ、為替、貿易、南中国海問題における中国の政策に不満を述べた。(文:賈秀東・人民日報海外版特約論説員、中国国際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

トランプ氏は過去数年間にツイッターで数百回中国に言及し、大統領選時も数十回中国に言及した。今回のツイッターでの中国関連発言も別に目新しいものではない。過去の中国関連発言が票集めに着眼したものだとするなら、その帰着点はオバマ政権及び大統領選の競争相手の政策を批判し、自分こそが米大統領にふさわしいと反証するものだ。しかし、すでに当選したトランプ氏が引き続き中国関連発言をするのは、米国の今後の対中政策の風向計となる可能性があり、これらの分野で彼が何をする可能性があるかを前もって示すものだ。また、トランプ氏は新保守主義思想、対中戦略の疑念が深刻な人々に取り巻かれている。これが中米関係の不確定性を増している。

中米関係の平穏な移行を確保することが、現在両国の直面する極めて重要な課題だ。中米関係が平穏な移行を実現できるか否かは、共に努力できるか否かにかかっている。中国側としては、2つの事をしっかりと行う必要がある。

1つは、意思疎通と対話を堅持すること。トランプ氏が「一面を知り別の面を知らない」状況に対しては、事実を示して道理を説き、関係問題に対する中国の立場と見解を明確に表明する必要がある。トランプ氏の移行チーム及びその周辺の「策士」たちは、中米間に溝が存在することは恐れることではなく、双方が利益が相連なり、安危を共にする大国であることを見極めるのが肝要だということを認識するべきだ。自国の利益のみを考えて他国に問題を押しつける態度で中国を引き合いに出し、中国との関係を悪化させるのは米国国内の難題の解決の助けにならず、トランプ新政権の国内アジェンダ実現の助けにならない。中米摩擦を引き起こし、中米関係を壊すのも「米国を再び偉大にする」助けにならず、反対の結果になるだけだ。

もう1つは、戦略的不動性を保つこと。トランプ氏の常軌を逸した言動は中国に探りを入れるものであり、反撃しなければ中国は都合の良い弱者と思われてしまうとの声がある。中国側は米国の対中政策の二面性を良く理解している。トランプ氏の中国関連の言動もこうした二面性の表れだ。二面性である以上、当然1つの手段だけで対処することはできない。戦略レベルから見ると、中国外交の方法は世界の大きな趨勢に合致している。対外戦略をどう調整しようとも、米国が中国との協力を排除するのは困難であり、中国の前進の歩みを揺り動かすのは困難だ。中国は既定の目標に従い、自らを良く発展させ、コミュニティを拡大し、協力・ウィンウィンによって有利な国際環境を築き、米国の敵意ある選択、勝手気ままな選択を制限するべきだ。

米政権交代、中米関係移行の時期に必要なのは、遠大な視点に立った大きな構造と戦略的不動性だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年12月6日

戦略的不動性で中米関係の可変的要素に対処--pekinshuho
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