中国は9月23日、5回目となる「中国農民豊作節」を迎えた。中国国家統計局が発表している統計によると、今年の夏に中国で収穫された穀物は1億4740トンと、前年同期比で143万5000トン増（1.0％増）だった。早稲の収穫量は2812万5000トンと、前年同期比で10万5000トン増（0.4％増）だった。中国のほとんどの地域の秋に収穫する穀物は順調に育っており、豊作の基礎、下支え、条件が揃っている。農業の基礎は強固で、「三農（農業・農村・農民）」の状況は良好で、マクロ経済のマーケットインデックスは安定しており、経済は合理的な範囲内での運営を維持して、強固な下支えを得ており、中国国内外の各種リスクや課題に効果的に対応するための力強さを十分に備えている。

中国は農業大国で、農耕文明は長い歴史を誇り、農業を重視して、基礎を固めるというのが、国民の安心した生活の基礎、国を治める要となってきた。中国は近年、「三農」をサポートする政策体系を継続的に整備しており、政策制定・実施も継続的に強化されている。農村振興戦略が実施され、農業と農村を優先して発展させる取り組みを堅持し、社会全体が農業に注目し、関心を持ち、農民に気を配るムード作りが強力に促進されてきたため、農業と農村の発展は歴史的成果を挙げ、歴史的変革を成し遂げることができた。

中国では現在、農業テクノロジー進歩寄与率が61％を超え、農作物の優良品種のカバー率は96％を超え、農作物の耕作や植え付け、収穫の機械化も72％を超えている。そして、高い基準の田畑が合わせて6000万ヘクタールに達している。新機械と新スタイルが田畑に根を下ろし、新合力と新原動力が蓄積され続け、新産業と新業態が急発展し、農業は質の高い発展に向かう歩みを加速させている。農業テクノロジーは食料安全保障や重要な農産品供給の強力な牽引力と根本的な原動力となっている。

「中国農民豊作節」は、農民の祝祭日であると同時に、全国民の祝祭日でもある。バラエティーに富む行事を通して、人々は国が安定し民が安らかである素晴らしい情景を噛みしめ、食料の安全が極めて大切であることをしみじみと感じ、農業が前途ある産業で、農民は魅力ある職業で、農村は快適に生活し、安定して仕事をすることのできる場所であることを知るようになっている。

また、「中国農民豊作節」をきっかけに、さらに質の高い特色ある製品と農村ののどかな景色、優秀な伝統文化がPRされ、さらに多くの市場経済意識や技術活用スタイル、近代生産要素などが普及し、さらに多くの知恵や強い力が集まり、農村振興の全面的推進の道がさらに広くなり、意欲が強まり、さらに豊かで幸福な生活を送ることができる農村を実現することが推進されている。（編集KN）

「人民網日本語版」2022年9月27日